年 | ラップタイム | タイム | 前半 3F | 後半 3F | 勝ち馬 |
---|---|---|---|---|---|
2000 | 11.9-10.5-10.7-11.4-11.8-12.3 | 1.08.6 | 33.1 | 35.5 | キングヘイロー |
2001 | 11.8-10.5-11.2-11.2-11.9-11.8 | 1.08.4 | 33.5 | 34.9 | トロットスター |
2002 | 11.8-10.2-10.9-11.5-11.7-12.3 | 1.08.4 | 32.9 | 35.5 | ショウナンカンプ |
2003 | 11.9-10.3-10.7-11.2-11.9-12.1 | 1.08.1 | 32.9 | 35.2 | ビリーヴ |
2004 | 11.8-10.3-10.8-11.2-11.6-12.2 | 1.07.9 | 32.9 | 35.0 | サニングデール |
2005 | 11.8-10.3-11.2-11.4-11.6-12.1 | 1.08.4 | 33.3 | 35.1 | アドマイヤマックス |
2006 | 11.9-10.5-11.3-11.3-11.3-11.7 | 1.08.0 | 33.7 | 34.3 | オレハマッテルゼ |
2007 | 12.0-10.6-11.2-11.4-11.8-11.9 | 1.08.9 | 33.8 | 35.1 | スズカフェニックス |
ラップタイムの形としては、やはり芝1200mということで右肩下がりになる。
つまり前半はかなり速く、後半はぐっと落ちて我慢比べになるという傾向がある。
勝ちタイムは良馬場ならば1分8秒台前半といったところ。
脚質については差し馬にやや分があると言えるが、前に行く馬が前半にかなり飛ばすので、
結局これは後半に余力を残せているかどうかの問題だろう。
(差し馬の方が余力を残せている可能性が高い)
実際のところレース全体としては右肩下がりのラップタイムを刻んではいるが、
これは飛ばすだけ飛ばして後は落ちていく逃げ馬の傾向な訳で、
勝ち馬に限定して言えば、差し馬が良く届くということから考えると、
レースの最初から最後までほとんどスピードの変化がないような、
右肩下がりというよりも横一直線に近い形になるのではないかと予想される。
横一直線のラップタイムということは、平均で11.3~11.4を刻みさえすれば、
レース全体では67.8~68.4というタイムとなり、完全に勝ち負けできる訳である。
そこで過去の勝ち馬の前、後半のラップタイムを調べてみる。
勝ち馬 | 前半 | 後半 | 前半 平均 | 後半 平均 |
---|---|---|---|---|
キングヘイロー | 33.7 | 34.9 | 11.2 | 11.6 |
トロットスター | 34.2 | 34.2 | 11.4 | 11.4 |
ショウナンカンプ | 32.9 | 35.5 | 11.0 | 11.8 |
ビリーヴ | 33.2 | 34.9 | 11.1 | 11.6 |
サニングデール | 33.7 | 34.2 | 11.2 | 11.4 |
アドマイヤマックス | 33.8 | 34.6 | 11.3 | 11.5 |
オレハマッテルゼ | 34.1 | 33.9 | 11.4 | 11.3 |
スズカフェニックス | 34.3 | 34.6 | 11.4 | 11.5 |
これを見ると逃げ切ったショウナンカンプ、先行したビリーブを除いて、
前後半でほとんどラップタイムが変わらない横一直線の形をしていることが分かる。
ラップタイムの平均値も理想的なタイムである11.3~11.4に近い値となっている。
つまりこの予想がそれほど的を外してはいないと言っていいだろう。
したがって高松宮記念で狙うべきは、
1.強い逃げ、先行馬
2.淀みなく流れるレースに適正がある馬(スプリント版ダイワメジャー)
ということが言えるだろう。
これらを踏まえて勝ち馬像を想像する。
まず1の強い逃げ、先行馬というのは中途半端な強さではない。
香港馬のような後肢の発達が著しく、もの凄い迫力を持つタイプの馬のことである。
今の日本にそのような馬はいない。
したがって2の条件がより有効になってくる。
淀みなく流れるレースに適正がある馬を探す場合、参考にすべきコースは以下の通り。
東京1400m・・・△
中山1200m・・・△
中山1600m・・・○
京都1200m・・・△
京都1400~1600m・・・○
阪神1200m・・・△
阪神1400m・・・○
(ただし1600mで好走していても距離適正が大きな問題となる可能性がある)
つまりシルクロードS、オーシャンSよりも阪急杯を重視すべき。
馬場状態について
中京ではとにかく高松宮記念を良い馬場状態で行おうという意思が感じられる。
今年の場合は前半6日間をAコース、後半4日間をBコースで行うという具合である。
そして芝1200mでのレースを見ていると、先々週は差しが良く決まっていたが、
Bコースに変わった先週はかなり行った行ったの競馬が増えていた。
しかし馬場自体は前が全く止まらないような状態ではあるが、過去の高松宮記念の結果を見ると、
それとは全く逆で差し馬の勝利が目立つ。
G1ともなると先行争いも相当激しくなり、やはり一本調子のスピード馬では難しいということだろう。
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