前回の記事(→マーメイドSの傾向)で挙げたタイプは下記の通り。
狙いたい馬
・長く持続できる脚を持った差し馬
・持久力の高い先行馬
危険な馬
・切れるタイプの差し馬
マーメイドS過去10年の平均ラップタイム(2006年除く)
12.63-11.32-12.34-12.04-11.96-11.98-11.89-11.86-11.96-12.40
2.00.38
グラフで見ると特に分かりやすいが、とにかく中盤が緩まない流れとなる。
したがって途中で息を入れられなくても、最後まで伸びることが
できるような馬でなければ厳しくなる。
この事を踏まえて各馬の考察をしていく。
予想&ラップタイム適正
出走メンバーの全ラップタイムを下記に載せた。
→出走馬が過去に刻んだラップタイム(副サイト)
◎ベッラレイア
溜めて切れるタイプで、適正的には疑問が残る。
ただ仕掛けが早過ぎたオークスで見せたように、
ある程度の持久力は持っているかも知れない。
それが実際にあるかどうかで順位は変わるが、
能力では抜けているので、それを克服しても不思議ではない。
休み明けのマイルよりも2戦目の2000mの方が当然高いパフォーマンスを
期待できるし、道中もマイルよりかは多少緩められる分、
心肺機能的にも相当楽になるはず。
他に問題があるとしたら斤量と馬場状態。
○ザレマ
本来は中盤が緩む流れの方が得意だが、淀みない流れとなっても
ある程度粘れる力を持っている。
今の状態とこの中での能力の高さを考えたら。
ただ同じコースで勝利した忘れな草賞とは流れが別物なので過大評価は禁物。
▲ソリッドプラチナム
切れる脚を使うには中盤の緩みが必要。
京都のように下り坂で楽に加速して行けるのならば多少早めに動いてもいいが、
ここで問われているように、自ら押し上げていくと最後まで続かない。
したがって結局、直線だけに賭けるしか無くなり、複勝圏内がギリギリ。
馬場悪化はマイナス材料だが斤量53kgは恵まれた感もある。
△ブリトマルティス
この馬の負け方を見ると、切れ負けした結果というものが多く、
持久力のあるタイプで、淀みのない流れへの適正は高そう。
あとは勢いで能力の壁を破れるかどうか。
注サンレイジャスパー
長期休み明けで状態次第ではあるが、適正は高い。
斤量も重いがうまく流れに乗れれば。
レインダンス
本来は能力、適正ともに高いはず。
しかしそれだけでは問われる適正が近い中山牝馬Sでの惨敗が説明できない。
今の状態では斤量の55kgも重く圧し掛かる。
ウインシンシア
好走したレースのラップタイムが淀みのない流れや、持久力が必要な流れだが、
実際はバテた馬を交わしていくような、他力本願的な要素が強い差し馬。
この馬自身は中盤で息が入らないと厳しいタイプで、3~4コーナーで
無理すると直線不発の可能性大。
ホウショウループ
基本的に溜めて切れるタイプ。
斤量には魅力があるがたぶん厳しい。
ピースオブラヴ
本来は適正があるが今の状態では厳しい。
同じような適正が問われる福島牝馬Sであの惨敗は厳しい…。
状態が一変するようなことでもないとキツい。
ブローオブサンダー
そもそも芝でまともに走れるのだろうか。
馬場の悪化は歓迎だろうが、48kgではハンデが足りない。
ただ流れだけは合わないことはない。
トーホウシャイン
適正だけなら無くはないが、能力的にこの斤量でも厳しい。
トウカイルナ
適正はまずまずあるが、休養明けだけに厳しいか。
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