2008年6月26日木曜日

宝塚記念の傾向 2008


宝塚記念過去10年のラップタイム
過去のラップタイムから傾向を探ってみる。

2007(アドマイヤムーン:2.12.4)
12.1-10.5-10.9-11.9-12.1-12.3-12.7-13.0-12.3-12.2-12.4

天候:小雨 芝:稍重
上り4F:49.9 3F:36.9
前半1000m:57.5
勝ち馬コーナー通過:12-12-13-06
勝ち馬上り3F:36.2


2006(ディープインパクト:2.13.0)(注:京都開催)
12.8-11.3-12.1-11.9-12.1-12.7-12.4-11.9-11.3-12.3-12.2

天候:雨 芝:稍重
上り4F:47.7 3F:35.8
前半1000m:60.2
勝ち馬コーナー通過:12-12-09-07
勝ち馬上り3F:34.9


2005(スイープトウショウ:2.11.5)
12.9-11.1-11.2-12.3-12.4-11.8-12.0-11.7-12.1-11.8-12.2

天候:晴 芝:良
上り4F:47.8 3F:36.1
前半1000m:59.9
勝ち馬コーナー通過:08-08-07-06
勝ち馬上り3F:35.7


2004(タップダンスシチー:2.11.1)
12.6-10.7-11.0-12.1-12.1-12.5-11.9-12.1-12.0-11.4-12.7

天候:晴 芝:良
上り4F:48.2 3F:36.1
前半1000m:58.5
勝ち馬コーナー通過:03-03-01-01
勝ち馬上り3F:36.1


2003(ヒシミラクル:2.12.0)
12.6-10.8-11.6-12.1-12.3-12.0-11.8-11.9-11.8-12.2-12.9

天候:晴 芝:良
上り4F:48.8 3F:36.9
前半1000m:59.4
勝ち馬コーナー通過:11-10-09-08
勝ち馬上り3F:36.0



2002(ダンツフレーム:2.12.9)
12.9-11.0-11.4-12.3-12.4-12.9-13.0-12.1-11.5-11.5-11.9

天候:晴 芝:良
上り4F:47.0 3F:34.9
前半1000m:60.0
勝ち馬コーナー通過:04-04-04-04
勝ち馬上り3F:34.7


2001(メイショウドトウ:2.11.7)
13.2-11.2-11.7-12.7-12.5-11.8-11.8-11.6-11.5-11.6-12.1

天候:晴 芝:良
上り4F:46.8 3F:35.2
前半1000m:61.3
勝ち馬コーナー通過:04-04-03-01
勝ち馬上り3F:35.1


2000(テイエムオペラオー:2.13.8)
12.9-11.6-11.2-12.6-12.4-12.1-12.4-12.6-11.7-12.1-12.2

天候:雨 芝:良
上り4F:48.6 3F:36.0
前半1000m:60.7
勝ち馬コーナー通過:04-04-05-05
勝ち馬上り3F:35.7


1999(グラスワンダー:2.12.1)
12.9-11.5-11.9-12.3-12.4-12.1-12.1-11.5-11.7-11.0-12.7

天候:晴 芝:良
上り4F:46.9 3F:35.4
前半1000m:61.0
勝ち馬コーナー通過:06-06-06-02
勝ち馬上り3F:35.1


1998(サイレンススズカ:2.11.9)
12.7-10.8-11.1-12.1-11.9-12.1-12.5-12.4-12.8-11.2-12.3

天候:晴 芝:良
上り4F:48.7 3F:36.3
前半1000m:58.6
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:36.3


宝塚記念平均ラップ(過去10年、2006年除く)
12.76-11.02-11.33-12.27-12.28-12.18
-12.24-12.10-11.93-11.67-12.38
2.12.16

コース平均ラップ(03~08年、サンプル数:69)
12.71-11.40-11.93-12.93-12.93-12.70
-12.58-12.19-11.94-11.69-12.29
2.15.27




傾向
阪神2200mのコース平均ラップと比較すると分かるように、
後半4Fはレベルの低いクラスと比べてもほとんど変わらない。
1番の違いは前半~中盤の速さである。
特に3F~7Fまではこの距離を考えたら、全くと言っていいほどに緩まない。

そしてこれだけ締まったペースで流れるのにも関わらず、
ラストはある程度の加速をしており、究極の切れ味とまではいかないが、
それなりに切れ味が問われている。

したがって緩まない流れを追走して、尚且つラストを押し切れるような、
かなりの底力がなければ上位に食い込むことさえできない。
つまり力のない馬が紛れることはまず考えられず、
もし人気薄の馬が上位に来た場合、それは力はあるのに今までは
適性で結果を残せなかったということ。

馬券的には極端な上り勝負などで切れ負けしているような持久力に
優れたタイプの馬に妙味があって狙い目だと言える。
逆に危険なのは緩んだ流れで切れ味を発揮してきたタイプで、
こちらの方が人気を被り易く、それに騙されてはいけない。


狙いたい馬
・持久力に裏付けされた切れ味を持つ馬(1着争いまで)
・持久力の高い馬(複勝圏内争いまで)

危険な馬
・緩んだ流れで切れる脚を発揮するタイプの馬






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