1 | エイシンデピュティ | 2.15.3 | 37.3 | 01-01-01-01 |
2 | メイショウサムソン | 2.15.3 | 36.9 | 09-09-07-04 |
3 | インティライミ | 2.15.4 | 37.2 | 03-03-03-04 |
4 | サクラメガワンダー | 2.15.6 | 37.0 | 07-07-09-11 |
5 | アサクサキングス | 2.15.7 | 37.5 | 03-05-05-02 |
天候:小雨 芝:重
上り4F:49.6 3F:37.3
12.5-11.1-11.9-12.7-12.4-12.6-12.5-12.3-12.2-12.2-12.9 (前半1000m:60.6)
宝塚記念は逃げたエイシンデピュティが後続を抑え切って勝利した。
とにかく雨の影響で馬場が相当悪い状態で行われ、
はっきり言って今後の参考にはあまりならないレースだった。
このレースをラップタイムから考えてみる。
グラフで示した平均のラップタイムと馬場補正したラップタイムを
見比べると良く分かるのだが、最初の2Fはともかく、
その後のラップが平均に比べるとある程度緩んでいるにも関わらず、
終盤ではなかなか加速しきれていない。
これはつまり道中でペースを抑えていても、追走だけで脚を使ってしまうほど
馬場状態に影響されていたのだと考えられる。
こうなると内ラチ沿いを進んだ先行馬が断然有利となり、
完全に控えて直線勝負に徹した馬がその次となる。
中途半端に動いて(勝ちに行って)は厳しくなるような展開だった。
勝ったエイシンデピュティ、3着のインティライミは内を進んだ先行馬。
4着に飛び込んだサクラメガワンダーは内を進め、前が詰まって結果的に直線勝負。
そんな中、正攻法で勝ちに行ったメイショウサムソンの強さが際立っていた。
しかも勝負所から直線にかけて不利を受け続けて、(→詳しくは後述)
タイム差なしの2着は評価できる。
残念なことに、結局サムソンを超えられる馬はいなかったとも言える。
~各馬について~
エイシンデピュティ
厳しい条件のレースを勝ったことで実力を証明した形にはなったが、
他に逃げるような馬がいなくて道中がビッシリ締まった流れではない分、
最後まで脚を持たすことができたというものだった。
もっと締まった流れだったり、切れ味が問われるレースでは恐らく厳しい。
天皇賞から香港という話だがどちらも勝ち切るイメージは無い。
メイショウサムソン
前述したように内容的にはこの馬が1番強い競馬をした。
4コーナーで外へ張られ、直線ではちょこちょこ進路を塞がれ、
最後はぶつけられるという不利が無ければ確かに勝っていたはず。
しかしこれは向こう正面から競馬を見た場合の話。
そもそもせっかくの内枠をわざわざ外に持ち出しているし、
(鞍上がそれだけの力を確信していたとも言えるが…)
もっと早めに前を潰しに行くことも出来たのだから。
武豊は不利に対して文句言う前に、他にやれることがあるのでは?
このレースに対してあまりに書きたいことがないので武豊についてもう少し。
もちろん武豊のことは認めているのだが、きれいな勝ち方だけでなく
どうしても泥臭い勝ち方というのも期待してしまう。
それをやったら本当に非の打ち所がなくなると思うのだが…。
今見ている限り、短距離でも長距離でもく騎乗した馬の切れ味を
活かそうとしているのか、とにかく控える競馬ばかりが目立つ。
もちろん強い馬なら早めに動いて勝ちには行くのだが、
ズブい馬でギリギリまで抑えて切れ負けしている姿は、
見ている側からするとどうしても納得できない。
逆に言うと、そこに馬券的な妙味が生じるのだが、
それは日本のトップに君臨している騎手にはやって欲しくはない。
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