小倉記念過去10年のラップタイム
過去のラップタイムを見てこのレースの傾向を探ってみたい。
2006年から開催が8月中旬からこの時期に変更されて、
今の時期は相当な高速馬場というようにもちろん馬場状態の差はある。
しかしもともと特徴的なラップを刻む小倉2000mという舞台なので
重賞という格も後押しして、締まった流れになることが予想され、
ラップタイムの傾向はそれ程変わらないと考えられる。
2007(サンレイジャスパー:1.58.7)
12.4-11.2-11.3-12.6-12.1-12.0-11.8-11.6-11.6-12.1
天候:晴 芝:良
上り4F:47.1 3F:35.3
前半1000m:59.6
勝ち馬コーナー通過:06-06-06-07
勝ち馬上り3F:34.7
2006(スウィフトカレント:1.57.8)
12.4-10.9-11.4-12.4-11.9-11.7-11.8-11.8-11.7-11.8
天候:晴 芝:良
上り4F:47.1 3F:35.3
前半1000m:59.0
勝ち馬コーナー通過:13-13-12-08
勝ち馬上り3F:34.5
2005(メイショウカイドウ:1.58.0)
12.2-10.6-11.5-12.3-11.8-11.7-12.0-12.2-12.2-11.5
天候:晴 芝:良
上り4F:47.9 3F:35.9
前半1000m:58.4
勝ち馬コーナー通過:10-12-12-11
勝ち馬上り3F:35.1
2004(メイショウカイドウ:1.58.5)
12.2-10.8-11.5-12.5-12.2-11.9-11.7-11.6-11.7-12.4
天候:晴 芝:良
上り4F:47.4 3F:35.7
前半1000m:59.2
勝ち馬コーナー通過:05-05-03-02
勝ち馬上り3F:35.1
2003(ロサード:2.00.7)
12.5-11.0-12.3-12.6-12.4-12.0-11.8-11.7-12.3-12.1
天候:曇 芝:稍重
上り4F:47.9 3F:36.1
前半1000m:60.8
勝ち馬コーナー通過:09-10-10-08
勝ち馬上り3F:35.3
2002(アラタマインディ:1.59.7)
12.3-10.9-11.2-12.1-11.5-11.9-12.3-12.2-12.5-12.8
天候:雨 芝:良
上り4F:49.8 3F:37.5
前半1000m:58.0
勝ち馬コーナー通過:02-02-02-01
勝ち馬上り3F:37.2
2001(ロサード:2.00.2)
12.6-11.2-11.7-12.4-12.3-11.8-12.0-12.0-12.1-12.1
天候:晴 芝:良
上り4F:48.2 3F:36.2
前半1000m:60.2
勝ち馬コーナー通過:09-10-07-05
勝ち馬上り3F:35.5
2000(ミッキーダンス:1.59.7)
12.4-11.0-11.2-12.2-12.0-11.8-12.2-12.4-12.5-12.0
天候:晴 芝:良
上り4F:49.1 3F:36.9
前半1000m:58.8
勝ち馬コーナー通過:10-10-09-05
勝ち馬上り3F:36.2
1999(アンブラスモア:1.58.5)
12.6-11.0-11.4-12.0-11.8-11.8-11.9-11.9-12.0-12.1
天候:曇 芝:稍重
上り4F:47.9 3F:36.0
前半1000m:58.8
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:36.0
1998(テイエムオオアラシ:1.46.0)(開催:京都1800m)
12.4-11.4-11.5-11.8-11.8-11.5-11.8-12.1-11.7
天候:晴 芝:良
上り4F:47.1 3F:35.6
前半1000m:58.9
勝ち馬コーナー通過:04-04
勝ち馬上り3F:35.1
小倉記念過去10年の平均ラップタイム(1998年除く)
12.40-10.96-11.50-12.34-12.00-11.84-11.94-11.93-12.07-12.10
1.59.09
傾向
まずラップタイムを眺めて1番目に付くのは前半の速さである。
前半3Fが平均でも35秒を切っている程のペースで序盤は流れる。
その後は道中から直線まで12秒前後の淀みない流れとなるが、前半が速くなる分
最後は少し時計が掛かる展開となり、相当な持久力が問われることになる。
道中は淀みない流れとなるために、どんな脚質の馬も長い間持続できる脚が
なければ全く話にならない。
ただ持続力があって初めて勝負に参加できるというレースではあるが、
脚質別に見ると少しずつ問われる要素が違ってくる。
まず逃げ、先行馬は、道中は持続できる脚が必要とされるものの、
前半の速さ故に淀みない流れから最後まで一気に押し切れるような
究極的な持久力が必要とされる。
脚質的には最も厳しいレースを強いられるが、道中で上手く後続に脚を
使わせることができれば勝機は見えてくる。
次に好位差し、(差し馬)は、とにかく最も長い間脚を持続しなければならず、
言ってみれば最初から最後まで12秒弱の一定の脚を使うことが要求される。
切れはない、かと言ってラスト粘り勝負の持久力争いもちょっと…という馬が合う。
(この手のタイプこそが時として小倉巧者などと呼ばれる者達)
もちろん流れと位置取りによっては最後は持久力が物を言うことになる。
最後に(差し馬)、追い込み馬は、前半~中盤に無理をしなくていい分
唯一道中を緩めることができて、相当な前傾となるこのレースでは多少有利。
直線では前から落ちて来る馬達を交わして行く他力本願的な展開となるが、
勝ち切るにはトップスピードをどれだけ持続できるかが鍵となる。
好走のポイント
・相当な持続力が問われる
・位置取りが前になるにつれて持久力が必要とされる
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