2008年8月24日日曜日

札幌記念展望 2008


札幌記念過去10年のラップタイム
過去のラップタイムを見てこのレースの傾向を探ってみたい。

2007(フサイチパンドラ:2.00.1)
12.7-10.9-11.9-12.7-12.5-12.5-12.1-11.7-11.4-11.7

天候:晴 芝:良
上り4F:46.9 3F:34.8
前後半:60.7-59.4
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:34.8


2006(アドマイヤムーン:2.00.3)
12.7-11.2-12.1-12.6-12.6-12.6-12.2-11.6-11.4-11.3

天候:晴 芝:良
上り4F:46.5 3F:34.3
前後半:61.2-59.1
勝ち馬コーナー通過:11-11-11-09
勝ち馬上り3F:33.5


2005(ヘヴンリーロマンス:2.01.1)
12.6-11.5-12.1-12.3-12.0-11.9-12.0-11.9-12.0-12.8

天候:雨 芝:良
上り4F:48.7 3F:36.7
前後半:60.5-60.6
勝ち馬コーナー通過:10-09-11-08
勝ち馬上り3F:35.9


2004(ファインモーション:2.00.4)
12.9-11.1-11.6-12.2-12.1-12.3-12.1-11.7-11.8-12.6

天候:晴 芝:良
上り4F:48.2 3F:36.1
前後半:59.9-60.5
勝ち馬コーナー通過:11-11-11-05
勝ち馬上り3F:34.9


2003(サクラプレジデント:2.00.3)
13.1-11.6-11.8-12.2-12.1-12.3-12.1-11.7-11.7-11.7

天候:曇 芝:良
上り4F:47.2 3F:35.1
前後半:60.8-59.5
勝ち馬コーナー通過:08-08-08-03
勝ち馬上り3F:33.7


2002(テイエムオーシャン:1.59.5)
12.6-10.5-11.7-12.4-12.3-12.4-12.2-11.9-11.9-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:47.6 3F:35.4
前後半:59.5-60.0
勝ち馬コーナー通過:04-04-03-03
勝ち馬上り3F:34.5


2001(エアエミネム:2.00.1)
13.1-10.7-11.9-13.1-12.2-12.4-12.0-11.6-11.4-11.7

天候:晴 芝:良
上り4F:46.7 3F:34.7
前後半:61.0-59.1
勝ち馬コーナー通過:04-04-04-02
勝ち馬上り3F:34.4


2000(ダイワカーリアン:1.59.9)
12.6-11.4-11.8-12.2-12.2-12.1-12.0-11.7-11.8-12.1

天候:晴 芝:良
上り4F:47.6 3F:35.6
前後半:60.2-59.7
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:35.6


1999(セイウンスカイ:2.00.1)
12.7-10.9-11.9-12.2-12.2-12.2-12.0-12.0-11.9-12.1

天候:曇 芝:良
上り4F:48.0 3F:36.0
前後半:59.9-60.2
勝ち馬コーナー通過:07-07-02-02
勝ち馬上り3F:35.9


1998(エアグルーヴ:1.59.5)
12.8-10.9-11.6-12.4-12.2-11.7-12.0-11.9-12.1-11.9

天候:晴 芝:良
上り4F:47.9 3F:35.9
前後半:59.9-59.6
勝ち馬コーナー通過:05-05-05-02
勝ち馬上り3F:34.2


札幌記念過去10年の平均ラップタイム
12.78-11.07-11.84-12.43-12.24-12.24-12.07-11.77-11.74-11.95
2.00.13




傾向
ラップタイムからは前後半がほぼイーヴンとなり、道中が緩む傾向が見られる。
その後ラスト4Fからの早いスパートの展開となることが多く、末脚の持続力が
問われる展開になりやすい。
したがって一瞬の切れ味で勝負するようなタイプの馬ではラスト1Fで
止まってしまう可能性がある。

また2005年のように道中が締まった流れとなると、持続力がある馬でも
どうしても先行馬は厳しくなり、差し馬が有利になりやすい。
そして厳しい流れとなれば最終的に格が物を言うことになる。
今年の展開はコンゴウリキシオーによると思うが、鞍上が藤田だけに
ある程度締まった流れも予想される。
今年は1頭格が違う馬がいるだけに特に気をつけたいところ。

1つ注意したいのは、上記したように持続力が問われることは間違いないが、
それはスパート後のトップスピードの持続力であって、レース全体を通して
長い脚が使えるという持続力ではない。
平均ラップタイムのグラフを見ると分かるが、道中が緩んでから勝負所では
かなり加速しており、そこでギアの切り替えが必要となる。
つまり単調な(加速も減速もないような)流れが得意な馬ではもう1段階上の
スピードに切り替えられずに勝負所で置いてきぼりを喰らう可能性がある。
したがって小倉や函館の単調なレースで長く良い脚を使ったような馬を
信用しきることは危険が伴う。


好走のポイント
・末脚(トップスピード)の持続力
・締まった流れでは差し有利


予想
実力的には1頭が抜けて他が団子のメンバー構成。
あとはラストで良い脚を持続させられるかどうかで判断。

◎マツリダゴッホ
緩んでからの切れ味勝負が得意なタイプで、ラストの持続力には疑問が残るが、
さすがにここでは格が違う。
香港のレースで持続力勝負で負けていることには目をつぶり、
日経賞の半端じゃない強さを信じてみたい。(はっきり言って有馬以上!)

○マンハッタンスカイ
道中多少緩んでのラストの持続力勝負は金鯱賞でその適正を証明している。
本来切れ味を持っているタイプで勝負所からの加速にも楽について行けるはず。
少なくとも前走の持久力争いよりかは良い結果が得られそう。

▲フィールドベアー
持続力勝負は合っており、ラストの持久力も十分に持っている。
勝ち切るイメージは全く湧かないが、最後まで確実に伸びそうな馬。

△マイネルチャールズ
はっきり言って古馬の中に混ざって好走できる程の実力があるとは思わないが、
緩んでから、ギアを切り替えて、脚を持続させるというレースへの適正では
このメンバー中で屈指の存在。
軽斤量を上手く活かせば上位に食い込める可能性もある。

注シルクフェイマス
緩んでからの持続力勝負というのはこの馬のためのレース展開とも言える。
しかしコンゴウリキシオーが内枠にいることは大きな障害となりそう。
また状態、鞍上など不安な要素が多い。

×タスカータソルテ
長く持続する脚は持っているが、それは道中が相当緩むことが条件。
ある程度締まった流れが予想される今年は少し厳しくなりそう。

×コンゴウリキシオー
前走の出来がイマイチだったために上積みは見込める。
ただ一本調子で持続するタイプなだけにここでは上位に残るのは厳しそう。





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