1 | タスカータソルテ | 1.58.6 | 34.3 | 09-08-08-07 |
2 | マツリダゴッホ | 1.58.6 | 34.9 | 05-04-04-01 |
3 | フィールドベアー | 1.58.8 | 34.9 | 06-06-06-04 |
4 | アドマイヤタイトル | 1.59.2 | 34.6 | 09-10-11-09 |
5 | メイショウレガーロ | 1.59.3 | 35.8 | 02-02-02-04 |
天候:曇 芝:良
上り4F:48.0 3F:35.8
前後半:58.4-60.2
12.3-10.9-11.5-11.7-12.0-12.2-12.2-12.4-11.6-11.8
札幌記念はタスカータソルテが最後差し切ってレコード勝ち。
レースはコンゴウリキシオーが淀みのない締まった流れを作り出したが、
実際には完全な一人旅状態で、他の馬にとっては内容的にラップタイムとは
少し異なったレース展開であった。
では実際にはどのような展開だったのか。
レース映像を見直すと、ラスト800~600mから後続はある程度動き出しているが、
実際にコンゴウリキシオーとの差を埋めたのはラスト600~400mである。
そしてラスト400mでマツリダゴッホが先頭に立つというものだった。
したがってラスト600~400mのコンゴウリキシオーのラップタイム12.4に対して
マツリダゴッホは11秒台後半くらいのラップを刻んでいるはずである。
そうなると道中でのコンゴウリキシオーと2番手以降の馬群の間隔を考えれば、
レースは実際には前半から中盤にかけてはゆったりとした流れで進み、
最後は11.?-11.6-11.8という末脚の持続力勝負であったことが分かる。
ちょうどラップタイムのグラフにある過去10年間の平均と同じような展開である。
そう考えるとレコード決着ではあったが、レース自体はそこまでレベルが高くなく、
マツリダゴッホはともかくとして、秋のG1に向けてそれほど収穫はなかった。
~各馬について~
タスカータソルテ
早めに動いた馬を後から交わすだけという展開利はあったものの、
道中を控えてからの持続力勝負への適正はさすがと言ったところ。
大きいところを獲れるというイメージは湧かないが、
適鞍ではこの先も注意しておきたい。
マツリダゴッホ
馬体的には日経賞の時のような圧倒的な風格はなく、
筋肉がつききっていない印象だった。
それでも早めに前を潰して突き放す自分の得意な形を演出したところはさすが。
ただ最後止まってしまったというところがどうしても気になる。
言われているように久々で体調的なものという理由ではないように思えて、
やはり持続力はあまり無さそうというのが結論。
もともと一瞬の切れ味を持っているタイプで、この先持続力が
問われる東京のG1で活躍するイメージが湧かない。
やはり有馬か…。
フィールドベアー
ここへの適正はやはり高いものがあったが、マツリダゴッホと比べると
どうしても地力負けしてしまった感じ。
レベル的にはG3の持続力勝負では注意したい存在と言ったところ。
コースは特に京都が合いそう。
その他の馬
マンハッタンスカイは大幅な馬体減で体調面での問題があったが、
もう少し積極的に行っても良かったような気もする。
シルクフェイマスは最初の直線で多少無理してでも行くべきだった。
そうすれば道中で多少楽が出来て、ラストでこの馬の持ち味である持続力を
大いに発揮できたのではないか。
しかし実際のレースでは前半控えて道中で押し気味に進めるという全く長所を
消したような乗り方で、鞍上が新人だから仕方ないのだろうが、
少しもったいない気もした。
マイネルチャールズはここではさすがに地力負けという感じ。
今のところ秋に大成するイメージは湧かない。
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