1 | マルカシェンク | 1.32.8 | 32.3 | 09-09 |
2 | リザーブカード | 1.33.0 | 32.6 | 07-07 |
3 | タマモサポート | 1.33.2 | 33.3 | 01-01 |
4 | トウショウヴォイス | 1.33.2 | 32.5 | 11-09 |
5 | マシュリク | 1.33.2 | 32.9 | 04-05 |
天候:晴 芝:良
上り4F:44.5 3F:32.9
前半3F:36.0
12.6-11.3-12.1-12.3-11.6-11.0-10.0-11.9
関屋記念はマルカシェンクが力の違いを見せつけて勝利した。
レースは前半が極端にスローに流れたために究極的な上り勝負となった。
ここまで前半が遅くなるとはっきり言ってこの先につながるレースとは言えない。
それでも一段違ったスピードを見せたマルカシェンクだけは信用できる。
ラップタイムのグラフを見ると4F~7Fまでほぼ一直線の加速を示している。
しかも各ラップ間の加速が1つ1つ相当急激なものとなっていることが分かる。
これが何を意味するかというと、単に切れ味が問われているというだけでなく
2段階、3段階と加速して行って、引き出しの足りない馬を1頭ずつ
振るい落としていくようなサバイバルレースであった。
これとは逆パターンのラストが右肩下がりのラップを刻む粘り勝負と同じように、
今回のように加速し続ける展開も相当な持久力が必要とされるはずである。
特に前から進めたタマモサポートはかなりの心肺機能を持っているのではないか。
トップオブツヨシは本来切れ味で勝負するタイプの馬ではあるが、
持久力がない分、1段また1段と加速していく流れを我慢できなかった印象。
気性的な問題がある馬だけに今回は厳しい結果となった。
フサイチアウステルは切れ味、持久力を併せ持ったタイプではあるが、
今回の極限の加速をする流れではやはり切れが足りなかった印象。
ただ京都などのようにあまり加速せずに持続する流れとなった場合に
巻き返せる可能性は高いと思われる。
最後に勝ったマルカシェンクは今回のように溜めれば相当持続できる脚を
使うことができることを証明した。
ただもっと締まった流れとなった場合これでは前を捕らえられるイメージがない。
この馬は小倉大賞典などでも示しているように切れに加えて持久力も併せ持つ。
したがってある程度前から進めることも出来る訳だが、問題は好位からでは
大した脚を使えないというである。
つまりレベルの高いレースでは前から行っても後ろから行っても善戦まで。
大きい所を獲れる気がしない。
このままいくとアドマイヤフジ、カンパニー路線を歩むこと間違いない。
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