2008年9月21日日曜日

ローズS展望 2008


まず第一に言っておきたいことは、このレースと本番の秋華賞では問われる適性が
全く異なるということである。
秋華賞では速い流れからの持続力とラストを粘る持久力が問われるのに対して、
ローズSではゆったりとした流れからの切れ味とトップスピードの持続力が
問われることが予想される。

そして今回の出走メンバーを見渡すとどちらかと言うと本番向きの馬が多く見られ、
ここでの結果が本番に直接反映されるとはどうしても思えない。
もちろん能力の高い馬が上位を占めることに変わりはないと思うが、ちょっとした
順位の入れ替えはいくらでも起こり得るということに注意しておきたい。
本当になぜこのレースが阪神2000mで行われないのか不思議。


~予想~

◎トールポピー
どちらかと言うと本番向きの適性を持っている馬だが、このメンバーの中では
切れる脚がある方に分けられる。
休み明けと鞍上が控え過ぎることが気掛かりだが、ここでの可能性は高い。

○レジネッタ
明らかに本番の方が向いていてここを勝ち切る切れ味はない。
ここで勝つとしたら早めに前を潰しに行くしかない。
展開と乗り方次第で頭までもあり得るが、この馬には秋華賞の方で
期待したいと思う。

▲オディール
スローに流れるか思い切って控える競馬をすれば切れる脚が使えるはず。
それでも勝ち切るには足りなくて、前半を半端な好位につけでもしたら
惨敗すらあり得て、結局鞍上の乗り方によるところも大きい。

△エアパスカル
ここで挙げる馬の中で唯一本番では切りたいと思っている馬。
逆に言うとここで惨敗したら巻き返しはまずない。
とにかくスローに流れて切れ味勝負となれば好走の可能性はある。


~その他の馬たち~

メイショウベルーガ
とにかく切れがたりなくて、ここよりも本番の方が向いている。
後ろからの競馬をしている間はここで来るイメージが湧かない。

ブラックエンブレム
持続力と持久力の高い先行馬。
本番でスタミナの必要な展開となればチャンスがある。

ムードインディゴ
能力は別として適性は本番向き。

マイネレーツェル
持続力と持久力を兼ね揃えた他力本願タイプの差し馬。
当然本番向きで、秋華賞で善戦する可能性は高い。





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