スプリンターズS過去10年のラップタイム
2007:アストンマーチャン(1.09.4)
12.0-10.3-10.8-11.1-12.0-13.2 (33.1-36.3)
天候:雨 芝:不良
2006:テイクオーバーターゲット(1.08.1)
12.0-10.1-10.7-11.6-11.5-12.2 (32.8-35.3)
天候:小雨 芝:良
2005:サイレントウィットネス(1.07.3)
12.1-10.1-10.7-11.1-11.5-11.8 (32.9-34.4)
天候:晴 芝:良
2004:カルストンライトオ(1.09.9)
12.0-10.6-11.0-11.5-11.8-13.0 (33.6-36.3)
天候:雨 芝:不良
2003:デュランダル(1.08.0)
11.9-10.3-11.1-11.3-11.5-11.9 (33.3-34.7)
天候:晴 芝:良
2002:ビリーヴ(1.07.7) 注:新潟開催
12.2-10.6-10.9-10.9-11.4-11.7 (33.7-34.0)
天候:曇 芝:良
2001:トロットスター(1.07.0)
11.8-10.1-10.6-11.2-11.4-11.9 (32.5-34.5)
天候:曇 芝:良
2000:ダイタクヤマト(1.08.6)
11.7-10.5-10.8-11.0-11.7-12.9 (33.0-35.6)
天候:曇 芝:稍重
1999:ブラックホーク(1.08.2)
12.0-10.5-10.7-11.5-11.3-12.2 (33.2-35.0)
天候:晴 芝:良
1998:マイネルラヴ(1.08.6)
11.7-10.3-10.9-11.7-11.9-12.1 (32.9-35.7)
天候:晴 芝:良
過去10年の平均ラップタイム(2002年を除く)
11.91-10.31-10.81-11.33-11.62-12.36
68.34
参考:高松宮記念平均ラップタイム
11.88-10.40-11.00-11.29-11.61-12.02
68.20
傾向
G1の厳しい流れとなれば当然のように最後はどれだけ粘れるかという持久力勝負と
なるのは明白で、それだけではこのレースの傾向は見えてこない。
そこで同じスプリントG1である高松宮記念と比較することで相違点を探してみる。
2レースのラップタイムを比べると1、4、5ハロン目は全くという程同じタイムと
なっている。
互いに異なっているのは2、3ハロン目はスプリンターズSの方が速く、
最後の6ハロン目だけは高松宮記念の方が速くなる傾向がある。
つまり高松宮記念を基準として考えると、スプリンターズSは前半が相当速くなるが
その分ラストの時計が掛かっている。
これは高松宮記念がスタートしてしばらくすると上り坂となり、坂を下りながら
勝負所を迎えるのに対して、スプリンターズSはスタート直後が長い下り坂で
ラストは上り坂でゴールするというコース形態によるところが大きい。
スプリンターズSは前半が相当速くなってどの馬も道中で楽できる瞬間がまずない。
そうなると後ろから行く馬であっても追走でエネルギーを使ってしまい、
勝負所まで余力を残しておくことは難しくなる。
つまり高松宮記念などでは通用していた、道中は少し緩めて切れ味勝負するような
タイプでは直線不発となる可能性が高い。
もちろん極端に控える競馬を選択すれば切れる脚を発揮することは可能かも
知れないが、それでは善戦がいいところで頭までは届かないだろう。
今年は先行勢に良い馬が揃っているので特に厳しくなると考えられる。
勝ち馬の条件
・相当な持久力を持っていること(純粋なスプリンター)
~予想~
◎スリープレスナイト
最後の粘りと言うよりも長く持続する脚が持ち味の馬ではあるが、
とにかくこの馬の見せるパフォーマンスは圧倒的なものがあり、
他の馬とは次元が違うところで走っているように感じる。
まだまだ底が見えない馬を本命から敢えて外す選択肢はない。
○カノヤザクラ
速い流れを先行してそこからさらに加速する強さを持っている。
それはつまり上の条件で上げた持久力に優れているということに他ならない。
スタートこそ信用はできないがここには相当に合っている。
▲ビービーガルダン
適性だけで考えたらここでは上位を争う存在。
問題は先行争いが激しくなることが予想されることで、鞍上が安藤勝だけに
問題はないと思うが、自分のペースを守って周ってこれるかどうかが鍵。
△キンシャサノキセキ
速い流れを先行してそこから切れる脚を使える馬だが、ラストの粘りの部分で
少し物足りないものがある。
ただ前半のスピードが相当速くなるここでは気性的な問題はまず大丈夫だと
考えられ、実力自体は発揮できると考えられる。
注スズカフェニックス
この馬の実力には何の疑いも持っていないが、後ろに控える脚質がどう出るか。
中途半端に中団あたりにつけるとラストの脚が鈍るだろうし、極端に控えれば
複勝圏内に飛び込んでくるのがやっとということになる。
結局鞍上の乗り方によるのだが、どちらを選んでも今回は先行勢が強力で
前が止まりそうもなくこの馬には厳しいレースとなりそう。
ただ中間に相当乗り込まれていて相当調子は良さそうで、不気味さはある。
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