毎日王冠過去10年のラップタイム
過去のラップタイムを見てこのレースの傾向を探ってみたい。
2007(チョウサン:1.44.2)
12.9-10.6-10.9-11.5-11.6-11.9-11.4-11.6-11.8
天候:晴 芝:良
上り4F:46.7 3F:34.8
前半1000m:57.5
勝ち馬コーナー通過:10-09-08
勝ち馬上り3F:34.0
2006(ダイワメジャー:1.45.5)
12.5-10.9-11.3-12.0-12.1-12.1-11.3-11.0-12.3
天候:晴 芝:良
上り4F:46.7 3F:34.6
前半1000m:58.8
勝ち馬コーナー通過:02-02-02
勝ち馬上り3F:34.5
2005(サンライズペガサス:1.46.5)
12.9-11.8-12.2-12.3-12.0-11.7-11.1-11.1-11.4
天候:曇 芝:稍重
上り4F:45.3 3F:33.6
前半1000m:61.2
勝ち馬コーナー通過:05-03-02
勝ち馬上り3F:33.5
2004(テレグノシス:1.46.0)
12.6-10.8-11.7-12.4-12.2-11.9-11.5-11.0-11.9
天候:曇 芝:稍重
上り4F:46.3 3F:34.4
前半1000m:59.7
勝ち馬コーナー通過:09-11-11
勝ち馬上り3F:33.4
2003(バランスオブゲーム:1.45.7)
11.9-12.0-11.3-11.6-11.9-11.9-11.5-11.5-12.1
天候:曇 芝:稍重
上り4F:47.0 3F:35.1
前半1000m:58.7
勝ち馬コーナー通過:04-04-03
勝ち馬上り3F:34.6
2002(マグナーテン:1.46.1)(注:中山開催)
12.8-11.2-11.9-11.7-11.6-12.2-12.0-11.3-11.4
天候:曇 芝:良
上り4F:46.9 3F:34.7
前半1000m:59.2
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:34.7
2001(エイシンプレストン:1.45.3)
12.7-11.1-11.2-11.7-11.6-11.7-11.8-11.5-12.0
天候:曇 芝:良
上り4F:47.0 3F:35.3
前半1000m:58.3
勝ち馬コーナー通過:05-04-04
勝ち馬上り3F:35.0
2000(トゥナンテ:1.46.1)
12.8-11.3-11.5-12.1-11.9-11.9-11.7-11.2-11.7
天候:曇 芝:良
上り4F:46.5 3F:34.6
前半1000m:59.6
勝ち馬コーナー通過:11-08-07
勝ち馬上り3F:34.0
1999(グラスワンダー:1.45.8)
12.3-11.9-11.4-11.8-11.6-11.7-12.0-11.4-11.7
天候:晴 芝:良
上り4F:46.8 3F:35.1
前半1000m:59.0
勝ち馬コーナー通過:05-04-04
勝ち馬上り3F:34.7
1998(サイレンススズカ:1.44.9)
12.7-11.0-10.9-11.4-11.7-12.1-11.6-11.4-12.1
天候:晴 芝:良
上り4F:47.2 3F:35.1
前半1000m:57.7
勝ち馬コーナー通過:01-01-01
勝ち馬上り3F:35.1
過去10年の平均ラップタイム(2002年を除く)
12.59-11.27-11.38-11.87-11.84-11.88-11.54-11.30-11.89
1.45.56
傾向
ラップタイムを見ると、東京らしい緩んでからの切れ味勝負とは
少し違った傾向が見られる。
まずレース全体を通してあまり緩むことがなく、勝負所でも極端な加速はない。
そうなると当然のように時計も速くなる。
そのあたりを考えると距離こそ違うが安田記念にかなり近い流れだと言える。
安田記念では速い流れにも関わらず前の馬が止まらずに差し馬には厳しくなる。
これは前の馬を捕まえようとして後ろの馬が早めに動いて、結果的にラスト
1Fで止まってしまうからに他ならないのだが、毎日王冠でもその傾向は
はっきり見てとれる。
以前、安田記念の時にでも書いたかも知れないが、改修後の東京では
改修前に比べて各馬の仕掛けが早くなっている。
そうなると仕掛けてから脚をどれだけ持続できるかが重要になり、
一瞬の切れ味だけでは勝負にならないことになる。
もし切れ味タイプが勝つとしたら究極的な切れで一気に後続を突き放すしかない。
(もちろんそんな馬は1頭しか見当たらないが…)
好走の条件
・速い流れを楽に追走できるような持久力に優れていること
・トップスピードを長く持続できること
危険な馬
・一瞬の切れ味で勝負するタイプの馬
~予想~
◎ウオッカ
速い流れを楽々追走できて尚且つ究極的な切れ味が発揮できる。
安田記念と同様なレースができればここでは鉄板。
唯一の弱点はスピードの持続力で、ラスト1Fを粘れるかどうかだが、
それも確かな成長が予想される今となっては愚問と言えるかも知れない。
それを確認するにはパドックで以前のような腰の甘さが見られるかどうかで、
それが抜けていたら、もはや何の不安もない。
○オースミグラスワン
道中をもう少し前から進められたら面白い存在だが、恐らく今回も後ろからの
競馬になるとは思う。
他の馬であればその時点でここでは切れるのだが、とにかくこの馬の
スピード持続力には完全に非凡なものがある。
上がりが31秒台なんてアイビスSDくらいでしか見たことがない!
以前のような甘さが抜けた今であればこの流れでも直線ごぼう抜きの可能性が高い。
▲フィールドベアー
実力的にはG1に対しては明らかな壁があるがG2ならそこそこできるレベル。
適性的には前々から進められて、切れ味と持続力をバランス良く持ったタイプで、
ここには相当合っている存在。
△アドマイヤフジ
持続力と言ったらこの馬が自然と押し上げられる。
調教も比較的良く動いているようで状態面でも問題なさそう。
鞍上も積極的な騎乗をする川田で、宝塚のようなレースが出来れば好走確実。
△カンパニー
この馬も持続力と持久力には優れていて、追走の部分を考えたらアドマイヤフジ
よりもここには合っている。
問題は状態面がどこまで戻っているかで、それさえ問題なければ頭争いまで可能。
注サクラメガワンダー
基本的に道中が緩まないと少し厳しい馬だと思っているので、
ここの速い流れには一抹の不安が残る。
しかし切れ味とその後の持続力は持っていて、頭争いはイメージできないが
ある程度確実に好走はしてくると思われる。
0 件のコメント:
コメントを投稿