ラジオNIKKEI杯2歳S過去10年のラップタイム
過去のラップタイムを見てこのレースの傾向を探ってみたい。
2007(サブジェクト:2.07.0)
12.5-11.6-13.4-13.4-13.6-13.9-13.1-11.5-11.4-12.6
天候:雨 芝:重
上り4F:48.6 3F:35.5
前半1000m:64.5
勝ち馬コーナー通過:03-03-03-03
勝ち馬上り3F:35.3
2006(フサイチホウオー:2.02.1)
13.0-11.3-12.3-12.3-12.5-13.0-12.5-11.8-11.5-11.9
天候:晴 芝:良
上り4F:47.7 3F:35.2
前半1000m:61.4
勝ち馬コーナー通過:05-05-06-06
勝ち馬上り3F:34.3
2005(サクラメガワンダー:2.01.9)
12.3-11.3-12.7-12.7-12.3-12.9-12.4-11.9-11.7-11.7
天候:曇 芝:良
上り4F:47.7 3F:35.3
前半1000m:61.3
勝ち馬コーナー通過:09-09-09-07
勝ち馬上り3F:34.6
2004(ヴァーミリアン:2.03.5)
12.9-12.4-13.5-13.4-12.7-12.5-12.1-11.4-11.1-11.5
天候:晴 芝:良
上り4F:46.1 3F:34.0
前半1000m:64.9
勝ち馬コーナー通過:02-02-02-02
勝ち馬上り3F:33.7
2003(コスモバルク:2.01.6)
12.6-11.6-12.3-13.0-12.8-12.5-11.9-11.8-11.4-11.7
天候:曇 芝:良
上り4F:46.8 3F:34.9
前半1000m:62.3
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:34.9
2002(ザッツザプレンティ:2.04.5)
13.1-11.5-13.2-12.9-13.4-12.9-12.2-11.7-11.4-12.2
天候:雨 芝:不良
上り4F:47.5 3F:35.3
前半1000m:64.1
勝ち馬コーナー通過:02-02-02-02
勝ち馬上り3F:35.2
2001(メガスターダム:2.03.4)
12.8-11.4-13.2-13.0-13.0-12.7-12.2-11.7-11.6-11.8
天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.1
前半1000m:63.4
勝ち馬コーナー通過:02-02-02-01
勝ち馬上り3F:35.1
2000(アグネスタキオン:2.00.8)
12.7-11.6-13.0-12.4-12.1-12.1-12.3-12.0-11.2-11.4
天候:晴 芝:良
上り4F:46.9 3F:34.6
前半1000m:61.8
勝ち馬コーナー通過:07-07-07-02
勝ち馬上り3F:34.1
1999(ラガーレグルス:2.03.7)
12.9-11.4-13.1-12.8-12.7-12.4-11.8-12.0-11.8-12.8
天候:晴 芝:良
上り4F:48.4 3F:36.6
前半1000m:62.9
勝ち馬コーナー通過:08-10-11-09
勝ち馬上り3F:36.0
1998(アドマイヤベガ:2.04.1)
12.8-11.6-13.3-13.4-12.7-12.6-12.5-11.9-11.3-12.0
天候:晴 芝:良
上り4F:47.7 3F:35.2
前半1000m:63.8
勝ち馬コーナー通過:07-07-06-04
勝ち馬上り3F:34.8
過去10年の平均ラップタイム
12.76-11.57-13.00-12.93-12.78-12.75-12.30-11.77-11.44-11.96
2.03.26
傾向
ラップタイムを見ると、スタート直後もほとんど速くはならないのだが、
それ以上に3F目(1コーナー)で一旦ペースが落ち着いてからの道中は
緩みっぱなしの状態となり、3コーナー過ぎの擬似直線まで全くペースが
上がることがなく流れる。
したがってレースは完全な上りの勝負となり、かなりの切れ味が問われる
ことになる。
またこれだけ緩んでの上り勝負となると、見ての通りラスト3Fは11秒台を
刻み続けるような形となり、勝負所での切れ味と同時に末脚の持続力も
重要となってくる。
したがってこのレースの勝ち馬像は、ゆったりとしたペースでも折り合いがつき
尚且つ勝負所で遅れを取らないような切れ味を持ち、ラストまでスピードを
維持できるような持続力を持った馬、ということになる。
好走の条件
・切れ味&持続力も持つこと
予想
緩んだ流れからの切れ味&持続力勝負となるものと想定。
◎リーチザクラウン
これだけ騒がれて、上りが33秒台を記録したのが新馬戦の超スローのレースのみ
というのは少しもの足りなさを感じるが、それでも2戦目の内容は相当強く、
ラップを見れば前半、道中、上りともに古馬1000万クラスのラップと寸分違わぬ
形を示しており、このレースだけは認めざるを得ない。
しかも最後追っていないので、 11.3-11.6-12.0というラップもまともに追えば
11秒台を刻み続けることが可能だったことは明らかで、ここで必要となる切れと
持続力という条件はクリアしている。
いくら穿った見方をしようとしてもここではダントツに思えてしまう。
○ファミリズム
前走はスタート直後の不利による影響があったが、結果的にこの馬自身は緩い流れ
しか経験していないところは気にはなる。
しかし出走した2戦ともにラスト3Fは11秒台を刻み続けるような流れであって、
そこを両レースとも34.6秒の末脚で勝ち負けするところまで届いており、これは
高い持続力を持っていることを証明している。
ここでもスタートだけは問題だが、鞍上がルメールなのでおそらくある程度好位に
つけようとするはずで、持続力タイプの好位づけで結果を出し続けている騎手だけに
ここでは狙い目と言えるかも知れない。
▲ロジユニヴァース
レース内容を見る限り、持続力に関してはここでは何の問題もなく、大きく崩れる
ようなイメージはない。
問題は勝負所での切れ味が少し足りないように映るところ。
前半のペースが遅くなることが予想されるここでは、最後まで止まらない馬が他に
存在する場合、勝負は先にリードを奪った方が有利となる。
勝負所で遅れをとったら勝ち切るところまでは厳しいだろう。
良い面も悪い面もタイプ的に父親に似ている…。
注イグゼキュティヴ
前走は道中こそ緩い流れとなったが、この馬自身は早めの仕掛けからラストまで
凌ぎ切っていて、これが出来るのは持続力&持久力が優れているからに他ならない。
今のところ持続力だけならこの馬が1番かも知れない。
ただ切れはあまりないので、この馬が勝ち負けを争うには前半の位置取りと早めに
抜け出しを謀るような騎乗が必要で、鞍上の腕に掛かっているところが大きい。
(個人的にその部分が信用できないのだが…)
△マッハヴェロシティ
今のところこれといった強い競馬をしているわけではないが、緩い流れの中であれば
ある程度速く上がれる脚は持っている。
実際にどのくらいのところまで迫れるかは道中の緩み具合によると思うが、もし
13秒に近いラップを刻み続けるような展開となればチャンスは生まれる。
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