2009年1月24日土曜日

AJCCの傾向 2009


AJCC過去10年のラップタイム
過去のラップタイムを見てこのレースの傾向を探ってみたい。

2008(エアシェイディ:2.13.6)
12.7-11.3-12.7-12.3-12.2-12.1-12.1-12.2-11.8-11.9-12.3

天候:晴 芝:良
上り4F:48.2 3F:36.0
前半1000m:61.2
勝ち馬コーナー通過:08-08-08-05
勝ち馬上り3F:35.4


2007(マツリダゴッホ:2.12.8)
13.0-11.3-12.3-11.9-11.7-11.7-11.8-12.1-12.0-12.0-13.0

天候:曇 芝:良
上り4F:49.1 3F:37.0
前半1000m:60.2
勝ち馬コーナー通過:04-04-04-02
勝ち馬上り3F:35.3


2006(シルクフェイマス:2.13.2)
13.0-11.6-12.5-12.0-12.2-12.0-11.9-12.1-12.0-11.6-12.3

天候:曇 芝:稍重
上り4F:48.0 3F:35.9
前半1000m:61.3
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:35.9


2005(クラフトワーク:2.11.4)
12.7-11.3-11.9-11.6-11.7-11.9-11.8-12.1-12.0-12.2-12.2

天候:曇 芝:良
上り4F:48.5 3F:36.4
前半1000m:59.2
勝ち馬コーナー通過:05-05-06-08
勝ち馬上り3F:35.1


2004(ダンツジャッジ:2.15.5)
12.1-11.7-12.9-13.0-13.2-12.9-12.8-12.2-11.7-11.3-11.7

天候:晴 芝:良
上り4F:46.9 3F:34.7
前半1000m:62.9
勝ち馬コーナー通過:05-05-06-04
勝ち馬上り3F:34.0


2003(マグナーテン:2.12.5)
12.7-11.4-12.1-12.0-12.3-12.0-11.9-11.9-11.8-12.0-12.4

天候:晴 芝:良
上り4F:48.1 3F:36.2
前半1000m:60.5
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:36.2


2002(フサイチランハート:2.13.7)(注:東京開催)
12.5-11.7-12.5-12.5-12.3-12.7-12.1-12.0-11.7-11.6-12.1

天候:晴 芝:良
上り4F:47.4 3F:35.4
前半1000m:61.5
勝ち馬コーナー通過:12-12-10-11
勝ち馬上り3F:34.4


2001(アメリカンボス:2.13.8)
12.4-11.1-12.3-12.1-12.5-12.0-12.2-12.3-12.1-12.3-12.5

天候:晴 芝:良
上り4F:49.2 3F:36.9
前半1000m:60.4
勝ち馬コーナー通過:05-05-05-03
勝ち馬上り3F:36.5


2000(マチカネキンノホシ:2.13.4)
12.3-10.9-13.2-12.9-13.1-12.7-12.1-11.9-11.7-11.4-11.2

天候:曇 芝:良
上り4F:46.2 3F:34.3
前半1000m:62.4
勝ち馬コーナー通過:07-06-04-04
勝ち馬上り3F:34.0


1999(スペシャルウィーク:2.16.8)
12.9-11.8-12.7-12.6-13.6-13.0-12.5-12.3-11.9-11.8-11.7

天候:雨 芝:良
上り4F:47.7 3F:35.4
前半1000m:63.6
勝ち馬コーナー通過:04-04-03-03
勝ち馬上り3F:35.0


過去10年の平均ラップタイム(2002年を除く)
12.63-11.41-12.51-12.29-12.48-12.30-12.12-12.11-11.87-11.81-12.14
2.13.67




傾向
2000mとは1Fしか違わないのだが、大回りの外回りコースで行われるためか、
少し長距離レースの特徴が現れ始め、最初から飛ばす馬も少なく、前半は
ゆったりと流れる。

しかしその後はある程度締まった展開となり、ラストまで12秒前後のラップを
刻み続けるような展開となりやすい。
もし道中が緩んだとしてもそれは2コーナーまでの話で、そこからは一定の
スピードを維持するような形となる。
(完全に道中が緩んで上りの切れ味勝負になったのは2004年くらいである)

これは2コーナー~向こう正面~3コーナー、つまりラスト1200m~800mの
間で約4mを下るというコース形状によるところが大きく、その部分でスピードが
落ちにくくなり、しかも坂を下り終えればもうそこは勝負所であって、結果的に
かなり長い脚を使わされることになる。
したがってここでは各馬の持続力に重点を置く必要があり、道中での溜めを
必要とするような切れ味タイプには少し厳しくなるかもしれない。

また過去の勝ち馬を眺めると、直線が短い中山だけに、好位から進めた馬か、
差し馬でも4コーナーまでにはある程度前につけていることが多い。
つまりここを勝ち切るためには、速い流れを追走しても、勝負所で自ら動いて
いけるくらいの余力を残せることが条件となる。

したがってここでの勝ち馬像は、仕掛けてからの持続力に加えて、道中が
緩まない流れでもしっかりと脚を溜められるような、持久力を兼ね揃えたタイプ
ということになる。


好走の条件
・相当な持続力が必要

危険な馬
・一瞬の切れ味で勝負するタイプの馬





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