1 | ネヴァブション | 2.13.9 | 35.4 | 03-03-03-02 |
2 | エアシェイディ | 2.14.3 | 35.5 | 06-06-06-06 |
3 | トウショウシロッコ | 2.14.3 | 35.5 | 06-06-06-03 |
4 | マイネルキッツ | 2.14.4 | 35.4 | 08-08-08-08 |
5 | キングストレイル | 2.14.4 | 36.4 | 01-01-01-01 |
6 | アルナスライン | 2.14.5 | 35.8 | 05-05-05-03 |
7 | グラスボンバー | 2.14.5 | 35.1 | 11-11-10-09 |
天候:晴 芝:良
上り4F:48.0 3F:35.9
前半1000m:61.5
12.3-11.8-12.5-12.2-12.7-12.4-12.0-12.1-11.6-11.7-12.6
レース評
ラップタイムを見れば前半はかなりゆったりとした流れで、2コーナーの手前
あたりで一旦緩み、向こう正面からは徐々にペースが上がっての持続力勝負。
この展開だと切れ味が鋭いだけの馬では勝負所で前との差を詰めるために
脚を使ってしまい、直線は不発となる可能性が高いのだが、実際に人気どころでは
ドリームジャーニーがその良い例。
有馬記念好走組の出走である程度のメンバーが集まったにしては平凡な時計だが、
馬場状態は良発表ではあるものの、雨の影響で芝は乾き切ってなかったものと
思われ、最終週ということも併せて考えれば、相当に力のいる荒れた馬場だったと
考えられる。
したがって馬場を考慮したタイムはあと1秒かそれ以上の誤差を含んでいるものと
思われ、全体的なレベル自体は低いものではなかったと言える。
今回のラップタイムを見て、例年のラップと比較して1番目立っているのが
ラスト1Fのラップの落ち込み具合である。
しかもこれは2馬身半離した勝ち馬のものなので、他の馬はそれ以上に落ち込んで
いるものと考えられる。
道中も一応緩んだ展開(勝負所ではかなり加速しているのがその証拠)において
ラストがこれだけ落ちるということは、普通に周ってくるだけで各馬が消耗させ
られる馬場状態だったということに他ならず、パワーのない馬には相当に厳しい
レースだったと言える。
したがって今回の条件に合っていたのは、パワーがあって持続力&持久力の
高いタイプだった訳だが、この先の大きいレースがここまで力のいる馬場で
行われるということもあまり考えづらいし、この結果が何かに直結するとは
言い切れない部分がある…。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ネヴァブション
普段はあまりにも速い脚がないためになかなか勝負にはならないが、
これだけパワーが必要で上がりの脚が問われない展開なら好走する力は
もともと持っている。
持続力&持久力が問われる流れも、逃げ馬の少し後ろの内々を進められた
ことも、全てがこの馬に向いていたようなレースだった。
しかしこの先大きいところを狙うのであれば、速い馬場への対応が必須で
あり、なかなか力を発揮できる機会に恵まれないかも知れない。
個人的にはダイワスカーレットの帯同馬として欧州へ行ってしまえばいいと
思うのだけど…。(厩舎とか関係なく…)
エアシェイディ
パワー&持続力&持久力勝負であれば、まあ当然のように2着は確保したが、
勝ち馬にあれだけ一気に離されてしまったら、切れ味に乏しいこの馬には
厳しい展開だった。
この馬の地力が高いことは去年の活躍を考えれば一目瞭然なのだが、やはり
大きいところを獲るにはもう少し切れ味が必要で、今年もG1では複勝圏内
争い、または掲示板争いが濃厚…。
トウショウシロッコ
もう少し道中が緩まないと厳しい馬だと思っていたが、(内の有利はあるが)
勝負所ではある程度仕掛けておいて、最後までかなり粘っており、持久力は
まずまずのものを持っていることを確認できた。
力的にはこれ以上のところでは厳しいだろうが、G3あたりなら十分に
頭争いできる。
マイネルキッツ
持続力勝負は得意でもパワーの必要な馬場でそれが発揮できるかという
ところが疑問だったが、今回は最後まである程度脚を持続させていた。
しかし勝負所での動き出しには少し物足りないものを感じ、もっとレベルの
高いところでは切れ味という面で不利になるかもしれない。
キングストレイル
パワーのあるタイプではないだけに最後の1Fはかなり堪えたよう。
今回もかなりの持続力を発揮してはいたが、やはりもっと軽い芝での
持続力の問われる展開で勝負したいところ。
ただ前半をゆったりと進められて、尚且つ勝負所での切れ味勝負にはならず、
ラストの持続力が問われる展開…という適鞍を見つける方が大変。
アルナスライン
有馬記念では何故か実行されなかった積極策を行い、勝負所まではある程度
良い感じに見えたが、4コーナーでは全く動けず(不器用さで)、道中で
脚を使っている分末脚も持続できず…という悪循環。
4コーナーまでにもっと仕掛けてしまっても良かったとは思うが、しっかりと
脚を溜められた勝ち馬に再度差されていたことはほぼ確実で、こうなっては
やはり直線を向いてから勝負できる東京か、下り坂が加速の手伝いをして
くれる京都で勝負するしか選択肢はない。
デカすぎるのも本当に問題だな…。
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