レース総括 |
■開幕週での開催で今までと傾向が全く違っている |
■スピード&持続力勝負 |
■例年とは違って持久力が問われない形 |
小倉大賞典結果
1 | サンライズマックス | 1.44.9 | 34.0 | 05-05-05-05 |
2 | ヤマニンキングリー | 1.45.0 | 33.9 | 07-06-06-05 |
3 | ミヤビランベリ | 1.45.0 | 34.6 | 02-02-02-02 |
4 | レッツゴーキリシマ | 1.45.1 | 34.5 | 04-04-03-02 |
5 | マストビートゥルー | 1.45.2 | 33.9 | 07-09-08-07 |
6 | バトルバニヤン | 1.45.2 | 33.8 | 10-09-10-07 |
7 | ホッコーパドゥシャ | 1.45.2 | 33.6 | 13-13-13-10 |
8 | ノットアローン | 1.45.2 | 33.7 | 10-11-11-12 |
9 | フサイチアウステル | 1.45.2 | 35.2 | 01-01-01-01 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.5 3F:34.9
前半1000m:58.4
12.4-10.5-12.1-11.7-11.7-11.6-11.7-11.4-11.8
レース評
開幕週での開催のためか、レースは近年と比べても前半3Fで1秒近く速く、
全体としてもかなり速いスピードを維持したまま流れた。
こうなっては今までの小倉大賞典で活躍できた持続力の高いパワータイプの
馬では全く話にならず、ガラっと傾向が変わってしまった印象を受ける。
また道中は速い馬場状態を考えても近年と同等の速さで流れているのに、
ラストではラップが落ちるどころか、むしろある程度加速している。
つまり例年のラストのラップが右肩下がりとなっているのは、各馬が回って
くるだけで消耗しているということに他ならず、如何に馬場状態がラップ
傾向に与える影響が大きいかを示している。
これは今後に向けて(特に開催が進んだ馬場でのレースで)覚えておきたい。
今回のような展開で問われるのはスピードの絶対値とその持続力であり、
同じような流れだった中山金杯好走の2頭が上位に入ったのは当然の結果。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
サンライズマックス
道中では内でじっと我慢してラストは持ち前の持続力を発揮した形。
地力は元々高いものを持っているが、スピード勝負では少し厳しいと
思っていた馬だけに、この結果はこの先に向けて1つの収穫になった。
ただし勝負所での動き出しの遅さだけは唯一気になる点。
ヤマニンキングリー
4コーナー近くまで内で溜められた勝ち馬に対して、その外を3コーナー
あたりから動いて僅差の2着なら全く見劣らない内容。
前走と今走の内容を見れば、地力がついて本格化してきているのは間違いなく
この先も期待できる。
ただし今回もラスト1Fは少し厳しくなっていたので、やはり持続力勝負よりも
切れ味勝負の方が合っているのは確かで、スピードと持続力の勝負では
ある程度やれても、ラストの持久力を問われる厳しい展開でどうなるかはまだ
分からず、そのような形のレースで真価を問われることになる。
そこをクリアできたら本物。
ミヤビランベリ
中山金杯と同じような流れなのだからメンバー的にも上位に残って当然だが、
それでもこの馬の持続力には確かなものがある。
ただしワンペースな走りをする印象があるので、切れ味が問われる広いコース
では少し厳しくなりそうで、やはり小回りコースの一定のスピードを保って進む
ような流れが合っている。
この先もある程度期待はできるが、上記の点だけは注意しておきたい。
ノットアローン
適性は合っていると思って期待していたが、圧倒的に行き脚が足りず、
開幕週のスピード勝負では勝負にならなかった。
それでもラストはかなり伸びてきていたのでこの展開でも見限るまでは
いかないが、やはり先行しての持続力勝負で押し切る形が合っている馬だけに
適鞍を待ちたいところ。
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