■スローペースから末の持続力&持久力が問われた展開
■直線勝負に徹した好走馬の割引きが必要
■ザレマあたりの巻き返しに期待
京都牝馬S結果
1 | チェレブリタ | 1.35.1 | 34.8 | 13-11 |
2 | レインダンス | 1.35.3 | 35.2 | 10-10 |
3 | ザレマ | 1.35.3 | 36.0 | 02-02 |
4 | テンイムホウ | 1.35.4 | 36.0 | 03-03 |
5 | オディール | 1.35.4 | 35.2 | 11-11 |
6 | スペルバインド | 1.35.5 | 35.3 | 11-11 |
7 | クラウンプリンセス | 1.35.6 | 36.0 | 06-04 |
8 | トウカイルナ | 1.35.7 | 35.9 | 07-08 |
天候:曇 芝:稍重
上り4F:47.5 3F:35.9
前半4F:47.6
12.2-11.4-11.8-12.2-11.6-11.8-11.5-12.6
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半~道中は例年通りゆったりとした流れで、
その後はかなりのロングスパートから、ラストは持続力が試される展開。
ただしある程度好位から進めた馬にとってはラストはかなり消耗させられ、
かなりの持久力が必要な展開だった。
勝ったチェレブリタ、2着レインダンスはともに高い持続力を備えた馬で
ラスト1Fで前の馬のラップがガクっと落ちたところを、他力本願的に差し
切ったという見方が出来て、この結果にあまり高い評価を与えることには
多少の危険を伴う。
実際にレースは前後半47.6-47.5のほぼイーブンな流れだった訳で、馬場が
悪かったことも考慮すれば、前半である程度脚を使っている先行馬よりも
前半は十分に脚を溜められる差し馬有利は当然だと言える。
それよりも好位から進めて最後まで粘ったザレマ、テンイムホウあたりの
持続力&持久力の高さを評価する方がこの先にはつながると考えられる。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
チェレブリタ
ラスト1Fが12.6までガクっと落ちたことでそこまで速い脚のないこの馬でも
差し切ることができた。
したがってある程度の地力を持っていることは認めるが、この勝利によって
この馬の能力を一新する程の評価はできない。
引き続き他力本願的差し馬の括りで。(マイネレーツェル系)
レインダンス
スローからの切れ味&持続力勝負が得意な馬で、鞍上が何故だが思いっきり
控えた競馬を選択したことでその適性が発揮された。
前半はスローだったのだから、もしギリギリまで仕掛けが遅れて、ラストまで
ラップが落ちないような展開となっていたら…という疑問も湧くが、結果的に
ラストは前の馬がバテる展開になったことが功を奏した。
この馬の場合も様々な要素に助けられたところが大きく、今回の結果を
あまり高く評価するのは避けたいところ。
ザレマ
前半から積極的に行って、ラストのロングスパートにもある程度付き合って、
ここまで粘ったのはこの馬の高い地力の証。
ラストが速い脚の問われる展開では少し厳しいかもしれないが、持久力が
問われる舞台であればこの先も期待できる。
トウカイルナ
スローから末脚の持続力勝負なら本来この馬には合っている展開。
ただしそれは前半で脚をしっかりと溜められることが条件なのだが、鞍上の
四位は何故だかある程度積極的な騎乗を選択した。
こうなってはラストまで十分な余力が残せるはずもなく、ハッキリ言って
回ってきただけにしか見えない。
しっかりと脚を溜める競馬を選択していればもっと上の着順も十分狙える展開
だっただけに残念…。
0 件のコメント:
コメントを投稿