2009年2月21日土曜日

クイーンC展望 2009


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2008 12.6-11.0-11.7-12.3-12.6-11.4-11.7-12.2
2007 12.5-11.0-11.6-12.0-12.3-11.4-12.0-11.7
2006 12.5-11.3-12.2-12.5-12.4-11.5-11.5-11.7
2005 12.8-11.5-11.8-12.1-12.7-12.3-12.2-12.7
2004 12.6-10.5-11.0-11.8-12.1-11.9-12.4-12.0

過去5年の平均ラップタイム
12.60-11.06-11.66-12.14-12.42-11.70-11.96-12.06
1.35.60



傾向
この時期の牝馬のレースだけに完全な上り勝負ばかりかと思いきや
案外前半も特別緩い流れにはならず、ある程度のスピードで流れて
(道中こそ緩むが)前後半がイーブンに近い流れとなる。

さらに改修後の東京の特徴であるラスト3Fからの仕掛けという傾向は
顕著に現れており、そこで切れ味が問われた後はどこまで粘れるか
という持続力の戦いになる。
またラスト3Fのラップを見ればかなり右肩下がりの形になっていて
単に速い脚が問われる訳ではなく、最後は各馬の地力が試されること
が分かる。

つまり東京だからと言って、単純な切れ味タイプではおそらく厳しく
持続力&持久力を備えたタイプでなければ勝ち切るのは難しい。
具体的にはミドルペースを追走して、上り3Fを34秒台前半~半ばで
まとめられるような脚を持っていれば勝ち負けといったところか。

好走する条件
・切れ&持続力をバランス良く持っていること
・最低限の持久力が必要

危険な馬
・緩い流れしか経験していない切れ味のみの馬


予想
G1の2、3着馬が出走してきていて中心はそのあたりになるが、
他はあまり差がなく展開次第では浮上できそうな馬が多い。

◎ダノンベルベール
厳しい流れも上りの決め手勝負も経験して結果を残していて、
このメンバーでは一枚上の存在。
余程のことがない限り勝ち負けして当然。

○ディアジーナ
ある程度締まった流れを経験しており、地力はまずまず高い。
馬場が渋っていればさらにいい。

▲ミクロコスモス
切れる脚はあるが前半でかなり控える競馬ばかりで、道中が少しでも
締まった場合、ラストの脚があまり信用できない。
それでも能力の高さで上位には来るだろうが、勝ち切るまでは
あまりイメージが湧かない。

注パールシャドウ
速い脚はあまり期待できないかもしれないが、持続力ならここでは
上位争いできる。
勝ち切れるまでは厳しいだろうが、2~3着に突っ込んでくる可能性は
十分あり得る。

△カツヨトワイニング
切れはあまり期待できないが、持続力はある。
少し展開の助けは必要だが前が崩れるようなら。

△グローリールピナス
前走は前には厳しくなり、度外視していい。
1400mの経験しかないのは気になるが、地力は高いものがある。




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