京都牝馬Sの傾向を探るために、過去のラップライムを調べてみる。
(注:~2000年までは「京都牝馬特別」のラップタイムを使用)
2008 12.9-11.5-11.9-12.2-11.9-11.7-12.0-11.9(48.5-47.5)
2007 12.5-10.9-11.4-11.9-11.5-11.1-11.9-11.8(46.7-46.3)
2006 12.6-11.0-11.8-12.1-11.7-11.1-11.3-11.9(47.5-46.0)
2005 12.8-11.4-12.5-12.7-12.1-11.4-11.1-11.0(49.4-45.6)
2004 12.5-11.1-11.7-11.8-11.7-11.6-11.6-12.1(47.1-47.0)
2003 12.2-11.3-12.0-12.5-11.9-11.4-11.4-11.9(48.0-46.6)
2002 12.6-11.6-12.0-12.4-12.1-12.0-11.5-11.8(48.6-47.4)
2001 12.6-11.6-11.8-12.2-11.7-11.6-11.7-12.0(48.2-47.0)
2000 12.7-11.4-12.2-12.3-11.9-11.3-11.4-11.7(48.6-46.3)
1999 12.4-11.4-12.1-12.1-12.0-12.1-11.3-11.8(48.0-47.2)
過去10年の平均ラップタイム
12.58-11.32-11.94-12.22-11.85-11.53-11.52-11.79
1.34.75(48.06-46.69)
傾向
過去のラップタイムを見ると、前半からあまり速くならず、道中も
(この距離としては)緩んだ展開となることが多い。
そうなるとレースは完全な上がり勝負となるのだが、そこは3コーナーの
下り坂という特徴を持った京都コースだけに、ややロングスパート気味の
切れ味&持続力勝負となりやすい。
好走の条件
・末脚の持続力があること
予想
馬場がどこまで回復するのか?という大問題があるのだが、一応過去の
傾向からは前半スローからのスピードの持続力勝負が想定される。
したがって狙いたいのは、スローでもしっかりと折り合いがついて、
ある程度のトップスピードを持っており、尚且つ持続する馬。
適性的にその通りでなくても、ある程度の地力を持っている馬なら上位に
残る可能性はあるが、それでもラストが伸び切れない馬では頭までは
想像しづらい。
◎レインダンス
道中でしっかりと脚を溜められたら、持ち前の切れ味&持続力が
発揮できる。
前半が速く、持久力の問われた前走は度外視できるし、もしそれで
人気を落としているようなら狙い目。
鞍上だけは不安だが…。
○ニシノマナムスメ
本来は切れ味で勝負するタイプで、持続力という点では少し疑問は残る。
しかし前走・愛知杯は前半が速く、かなりの持久力を問われる展開であって、
そこでそれなりの斤量を背負って、尚且つ積極的に行って負けた馬の巻き
返しは期待できるし、そもそもこの馬自身の地力を考えたらこのメンバー
相手なら勝ち負けして当然の存在。
▲スペルバインド
地力はまだまだ信用しきれないところがあるのだが、前半でしっかりと
溜められたら切れる脚が使えて、ある程度持続もできる。
勢いも考慮して。
注トウカイルナ
前半にじっくり溜められたらある程度速くて持続する脚が使える。
少なくとも前走の持久力が試される展開よりもここの方が合っていて、
展開次第では突っ込んできてもおかしくない。
△クラウンプリンセス
速い脚はあまりないのだが、前半でしっかりと脚を溜められる展開なら
持続する脚が使える。
少なくとも前走以上のパフォーマンスは期待していい。
△ザレマ
昨年は2着に入ったが、それはほとんど速い脚を問われない形でのもの。
このメンバーの中では地力上位だが、本来の適性を考えたらここには
それほど合っているとは言えない。
×チェレブリタ
前走は前の馬が崩れた展開を50kgの斤量で最内をロスなく回ってきた競馬で
外部要因にかなり助けられた感が大きい。
自ら動けるタイプではないだけに速い上がりが求められるここでは厳しい。
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