過去のラップタイムを調べると以下の通り。
2008 12.1-11.0-11.7-11.9-11.6-11.8-12.4(34.8-35.8)
2007 12.5-10.9-11.4-11.7-11.4-11.7-12.2(34.8-35.3)
2006 12.6-10.9-11.3-11.7-11.8-12.2-12.6(34.8-36.6)
2005 12.1-11.0-11.3-11.7-11.5-11.3-12.3(34.4-35.1)
2004 12.2-10.7-11.3-11.9-12.0-11.6-11.6(34.2-35.2)
2003 12.1-11.1-11.4-11.6-11.7-12.0-12.8(34.6-36.5)
2002 12.0-10.4-11.6-11.7-11.8-11.3-12.8(34.0-35.9)
2001 12.1-10.6-10.9-11.3-12.3-12.3-12.2(33.6-36.8)
2000 12.4-10.8-11.8-11.9-12.2-11.3-12.6(35.0-36.1)
1999 12.2-10.7-11.3-11.9-12.4-11.7-12.8(34.2-36.9)
注:1999~2000年は4歳牝馬特別のラップ
過去10年の平均ラップタイム
12.23-10.81-11.40-11.73-11.87-11.72-12.43
82.19(34.44-36.02)
傾向
ラップタイムを見ると、前半が比較的速く流れてその後はあまり加速する
ことがなく、かなり前に偏った流れとなっている。
しかも各年間における前4Fのラップのバラつきがかなり小さくなっており、
この傾向の信頼性は高い。
となると前半の速いペースを追走しても勝負所まで脚を残せる持久力と
ラストでどこまでスピードを維持できるかという持続力が重要な要素となる。
G2だけあって、JRAは格の高さを謳っているが、チューリップ賞が外回り
1600mという道中の緩みやすいコースで行われている現在においては、
確かにこちらの方が各馬の地力が問われる形をしていて、本番につながる
可能性が高いとも思えるし、この先ますますフィリーズレビューが重要視
されていくのかもしれない。(距離だけは問題だが)
好走する条件
・持久力&持続力を持っていること(各馬の地力がそのまま反映される)
予想
基本は厳しい流れの中で脚を発揮した経験のある馬を中心に据えて。
◎ワンカラット
ペースが速くレベルの高かったデイリー杯でも早めに動いての6着。
直後の7着にシンザン記念、共同通信杯でともに3着のトップカミングが
いるのだから調子さえ戻っていればここでは勝ち負けして当然の存在。
前半が速くなって持ち前の持続力を発揮できる形になれば。
○ミクロコスモス
今のところ道中が本当に厳しいレースを経験していないのだが、このメンバー
の中での素材の良さを考えたらあまり評価を下げることができない。
積極的に、ではなく押し上げられた対抗だが…。
▲アディアフォーン
おそらくこの馬にマイルは長く、2走前の紅梅Sは完全な切れ負け。
つまり最近の負けは明らかな敗因がある。
デビュー2戦で既に1400mの厳しい流れを経験していて、ここで予想される
流れには合っており、道中でしっかりと溜められたらラストに突っ込んで
来てもおかしくない。
注アンジュアイル
前走は緩い流れを後方から唯一突っ込んだ形で終いの脚は確か。
厳しい流れの中でどれだけの脚が使えるのかは疑問だが、展開次第では
もう少し上まで届いてもいい。
△アイレンベルク
この2戦は緩い流れからの切れ勝負で展開が全く向かなかった。
3走前、4走前はある程度速い展開を差し切っているのだから、展開的な
面からは巻き返す可能性は十分。
△コウエイハート
前走は緩い流れで好位から切れを発揮して押し切った形。
この展開ではこの距離をこなしたとは言えず、厳しい流れになったときに
それを受け止められるかどうか疑問。
△ショウナンカッサイ
G1ではまずまず速いペースを先行してラストまで良く粘っているのだが、
本当の短い距離でのハイペースを粘れる持久力があるかは疑問。
×ラヴェリータ
馬場が相当悪ければダートで強い競馬をしているこの馬が
浮上する可能性はある。
一応抑えとして。
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