2009年3月18日水曜日

中山牝馬S回顧 2009


レース総括
■緩急のはっきりした展開
■切れ味&持続力の問われた


中山牝馬S結果
キストゥヘヴン1.49.135.705-05-05-04
ピンクカメオ1.49.336.301-01-01-01
ダンスオールナイト1.49.535.610-10-12-11
ザレマ1.49.536.303-03-04-04
マイネカンナ1.49.535.811-12-09-09
ブラボーデイジー1.49.536.403-04-03-02
キャッチータイトル1.49.536.006-08-05-06

天候:晴 芝:稍重
上り4F:48.6 3F:36.1
前半1000m:60.5
12.4-11.4-12.1-12.2-12.4-12.5-12.1-11.5-12.5

レース詳細
ラップタイムを見れば例年とは少し傾向が変わって、緩急のはっきりした、
メリハリのついた展開になっていて、実際にこの流れなら道中でもある程度
脚は溜まっただろうし、勝負所での切れも重要な要素だった。

しかし例年に比べれば切れの必要な流れでも、前半の速さと時計の掛かる馬場を
考えたら全く地力の問われなかった訳ではなく、一瞬の切れがあれば何とかなる
ようなレースではなかった。

したがってラストの持続力を備えていることが必要で、実際に地力では
ナンバーワンのキストゥヘヴンが、勝負所での余力の差で押し出されてそのまま
突き抜けているし、マイネカンナ、ブラボーデイジー、キャッチータイトルという
(切れはなくても)持続力の高い馬が上位に顔を出しているのがその証拠。

このレース自体はこの先につながるとはあまり思えないが、何と言っても
ラストランのキストゥヘヴンが勝ち切ったのは良かった。
荒れに荒れた週末だったが、とにかく綺麗な形で終わって良かった。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

キストゥヘヴン
もう少し厳しい展開になっていれば、もっとこの馬の強さを発揮できただろうし、
最後にその地力の高さをもう1度見たかったが…。
とにかく持久力&持続力が高く、牝馬としての安定感はかなりのものがあって、
(予想においても)個人的に本当に頼りにしていた馬。
持久力の高いこの馬に対して、切れのある父親を選べば、母親としての活躍も
十分期待できるし、またそれも楽しみ。

ピンクカメオ
時計の掛かる馬場で道中が緩んだ切れ味勝負、というNHKマイルCと同じ条件
での好走となったわけだが、ここを2着出来たことで逆にこの馬の底が見えて
しまった感がある。
つまり勝負所での切れはもともと持っているものの、それを使うには道中を
かなりゆったりとしたペースで進めなければならない。
(要は持久力が圧倒的に足りない)
となると良馬場になったり、格が上がって道中が締まったりすればその時点で
何も出来なくなるということ。
ここで好走してもこの先ほとんど用はないように思える。

ダンスオールナイト
道中が緩んだことで脚を溜められたことが大きく、それによって持ち前の最後まで
止まらない脚を使うことができた。
この手のタイプは道中が速くなると何も出来なくなる可能性があって、この好走も
あまり高い評価は控えたいところ。


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