やはり中心はどう考えてもセイウンワンダーとロジユニヴァース。
まずはどちらが強いのかを知りたくて、過去に刻んだラップを総ざらいし、
馬場差、位置取り、道中での細かい動きなどを考慮して両馬の持久力を
計ってみた。(試作…なので信憑性は保証しません)
セイウンワンダー
戦績 | レース | 馬自身 |
---|---|---|
新馬戦 | (41,41) | (41,50) |
未勝利 | (19,62) | (19,62) |
新潟2 | (41,12) | (32,50) |
朝日杯 | (50,42) | (29,80) |
ロジユニヴァース
戦績 | レース | 馬自身 |
---|---|---|
新馬戦 | (30,29) | (30,50) |
札幌2 | (43,37) | (43,57) |
ラジオ | (81,8) | (81,13) |
・数値は(道中,上り)の(タイムではなく)負荷量を指数化したもの
・レース全体(道中なら逃げ馬)の負荷と馬自身に掛かった負荷を示した
・古馬1000万クラスを50(基準)とした
↑はそのペースで走るにはどれだけの持久力が必要かを示していて(つもり)、
高い数値を示しているほど負荷に対する耐性があるということ。
なぜタイムでなく負荷量かと言うと、例えば1Fを13.0秒、12.0秒、11.0秒で
走るときにそれぞれ必要な持久力は10、20、30というように直線的には増えず、
10、15、30というように、タイムが速くなるほど増加量が増えていくから。
ちなみに数値化した時点で位置取りは関係なくなっており、純粋にレース
自体はどのくらいのペースで流れていて、そのとき馬自身はそのペースに
つき合っていたのか、それとも抑えていたのか…といった見方をして欲しい。
・弥生賞(44,50)
・皐月賞(57,67)
という負荷がレース全体で掛かることを踏まえて両馬について考えてみたい。
まずセイウンワンダーはマイルばかりを使っていることもあるが、未勝利戦
以外はある程度道中で負荷の掛かるレースとなっている。
自身が厳しい流れを受けて立ったのは新馬戦のみで、他は道中はかなり
抑えたレースをしているが、その分終いの脚の破壊力は相当なもので、
道中の溜めに対して、そこから上がりへの変換率は凄まじい。
弥生賞でも距離的には未知数の部分はあるが、道中を仮に30くらいで受けても、
60~70で上がる力はおそらく持っていて、十分に差し切れる計算になる。
ただし皐月賞のレベルになると、もし道中をいつも通り30くらいで受けた場合
(単純な足し算、引き算ではないのだが)上がりは少なくとも80以上の数値が
必要となってしまい、勝ち切るのはなかなか難しいかもしれない。
一方でロジユニヴァースの方は、まずはどうしてもラジオNIKKEI杯の相当に
厳しくなった道中に目がいってしまう。
実際にタイムに換算しても道中だけで古馬1000万から2秒くらいは速く、
その流れを受けて立って押し切っているのは凄いのだが、少しラストが掛かり
過ぎているのは否めない。
もちろんこの流れで上がりの数値が30~40を記録していたら、それはもう
タキオンやディープのレベルになってしまうのだが、できれば20くらいに
(タイムではあと0.3~0.5秒)残せていたら、そこからの成長も考慮して
皐月賞当確レベルだった。
ラジオNIKKEI杯から弥生賞へは展開があまりに異なるためになかなか考察
するのは難しいのだが、札幌2歳Sを見れば道中を43で受けて57で上がって
いるのだからその時点で例年の弥生賞レベルはこなせることを証明している。
(ちなみに札幌2歳Sでは中団からの競馬にも関わらず、レースと馬自身の
数値が同じ43となっているのは、前と差がついたのは最初だけで、道中は
前と同じようなラップを刻んでいたから)
当然そこからは成長しているはずだから40くらいで道中を進めれば、
裕に60は超える上がりを示すはず。
ただしこの馬の場合は今までに爆発的なスピードを見せたことがなく、
直線で十分に余力が残っていてもおそらく70までは出せない。
仮にもしこの2頭で弥生賞と皐月賞を分け合うことになるとすれば、
緩い流れが予想されて、終いの爆発力が必要な弥生賞がセイウンワンダー。
より厳しい流れになることが予想される皐月賞がロジユニヴァース…か。
◎セイウンワンダー
地力ではおそらく相手に負けると思うが、レースを見る限り相当な
切れ味を持っている。
その点は他のグラスワンダー産駒とは全く異なる。
そして中山で道中がある程度緩んだときに必要なのは4コーナーにおいて
前を一瞬で抜き去る切れ味。
その適性を考えて今回はこちらを押したい。
○ロジユニヴァース
地は強くてもある程度切れ味を問われる今回は少し不利。
この馬自身が逃げて道中が締まったレースを演出するなら面白いが、
ステップレースでそんなことをするとも思えず、当然前に1頭を置く競馬。
そうなると切れで勝るセイウンワンダーに差される可能性は高くなる。
ここで切れ負けして本番でもっと積極的に行って巻き返す…というのが
個人的に望んでいるシナリオでもある。
▲アーリーロブスト
・京成杯→(34,67)
・エリカ賞→(44,41)
京成杯はかなり道中が緩んでいるがお終いはある程度優秀。
しっかりと脚を溜めることが出来れば、ラストの持続力はあるので
上位に残る可能性は高い。
注キタサンアミーゴ
・つばき賞→(42,41)
決め手には欠くがある程度持続する力はある。
上手く先手を取って道中で楽が出来ればある程度残れる可能性はある。
ただし上位の壁はとことん厚い…。
△ケイアイライジン
・若竹賞→(36,42)
前走は完全に他力本願で切れが必要なここでは最後に掲示板まで
というのが精一杯のような気もするが…。
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