レース総括 |
■前半が速く地力が試される流れ
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■差し馬有利でもフロックでは決して来れないレース
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ファルコンS結果
1 | ジョーカプチーノ | 1.08.9 | 34.8 | 09-08 |
2 | カツヨトワイニング | 1.08.9 | 34.2 | 15-15 |
3 | ルシュクル | 1.09.0 | 35.3 | 04-05 |
4 | レッドヴァンクール | 1.09.1 | 35.2 | 06-06 |
5 | オメガユリシス | 1.09.1 | 34.0 | 17-17 |
6 | アンジュアイル | 1.09.1 | 34.7 | 13-11 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.7 3F:35.7
前半3F:33.2
11.9-10.3-11.0-11.8-11.9-12.0
レース詳細
レースは前半速くなると踏んでいたが、予想以上のペースで流れた。
その後は3~4コーナーで一旦落ち着いたために、ラストまで一定のスピードを
維持するような展開となった。
この展開ではある程度の速さで上がれる脚が必要となるために、行くだけ行って
ラストの持久力で粘ろうという一本調子なタイプの逃げ、先行馬には厳しくなり、
それよりも上がりの脚に賭ける差し、追い込み馬の方が有利だったと言える。
ただしこれだけ前半が速い流れでは差し馬と言えどもかなりの持久力が必要で、
速いペースを追走しても終いに確実な脚が使えるような地力の高いタイプで
なければ最後まで脚を残すことは難しかった。
前半がしっかりと速くなったことで、レースレベルも十分な水準で、比較的
人気の低い馬が上位を占めてはいるがそれは決してフロックではなく、むしろ
持久力の裏付けがないにも関わらず上位人気に押されていた馬の(見込んでいた)
実力を下方修正しておく必要があるだろう。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ジョーカプチーノ
スタートで後手を踏んだことで少し控える競馬にはなったのだが、ペースを見て
戦略を切り替えられた鞍上も良かったし、道中でしっかりと折り合いもついて
ラストまで持続する脚を繰り出すことが出来た。
前走のパフォーマンスでは1つ抜けた存在でもあったし、実力的にこの結果は
妥当なものだったが、それよりも控えてからの終いの脚に賭けるという脚質的に
幅が広がったことの方が収穫ではなかっただろうか。
ローテーションが微妙だが、この先注目し続けたい1頭。
カツヨトワイニング
スローに巻き込まれた形の近2走はともかく、それまでに速い流れの追走から
ある程度しっかりした脚を使ってはいた。
しかしこのメンバーの中には(ジョーカプチーノやオメガユリシスなどの)同じ
ような適性を持ちながらさらに高いパフォーマンスを見せていた馬がいたために
結果を出すのは厳しいと思っていたのだが、レースが予想以上に速くなったことで
かなり控えたこの馬には展開がより向いた形となり、上手く最内をつけたことも
大きく、この結果につながった。
実力はある程度認められるのだが、この結果は展開利も大きく、もう1度同じ
メンバーでやった時に同じ結果が得られるかどうかは疑問。
ルシュクル
前からの馬がほとんど崩れた流れを(3~4コーナーは少し控えたとは言え)
少なくとも前半3Fは積極的に前に取り付いた競馬をしておきながら最後まで
良く粘っての3着で、この結果の価値は高い。
阪神JFまでのイメージでは持久力の面で不安があると思っていたが、そこから
成長したのか、かなり地が強くなった印象。
個人的にもPOG指名馬だったりもするので、この先ますます楽しみになってきた。
オメガユリシス
後方から最後に突っ込んできての5着だったが、この馬の場合は速い流れ
からの終いの脚という点では既に裏付けが取れていたので、もう少し前半を
積極的なポジションから進めていればもっと良い結果が得られたはず。
騎手の乗り替わりに期待。
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