過去のラップタイムを調べると以下の通り。
2008 7.2-12.2-12.3-12.1-12.0-12.1-12.2-12.1-12.2-12.7-12.0-11.3-12.3
2007 6.9-11.5-12.1-11.8-12.3-12.7-12.8-11.9-11.6-12.1-12.1-11.5-12.5
2006 7.2-11.8-11.9-12.5-12.4-12.4-12.8-12.8-11.9-12.2-11.8-11.3-12.0
2005 7.1-11.4-11.8-11.9-12.6-13.8-13.1-12.2-11.6-11.9-11.7-11.7-12.5
2004 7.2-12.1-12.0-11.5-12.2-13.1-12.9-12.6-12.0-12.0-11.7-11.6-11.9
2003 6.9-10.7-11.3-11.8-12.3-13.3-12.4-12.1-11.8-12.5-12.0-11.8-12.4
2002 6.7-12.2-13.1-12.7-13.0-13.7-13.5-12.9-12.4-12.2-11.8-11.4-11.4
2001 7.2-12.0-12.1-12.1-12.3-12.8-12.9-12.7-12.2-12.1-11.8-11.7-11.8
2000 7.0-11.6-12.7-12.7-13.5-12.9-13.0-11.9-11.7-12.1-12.1-12.0-12.2
1999 7.0-12.0-12.0-11.8-12.2-13.2-13.3-13.3-12.3-12.5-12.4-11.5-11.8
過去10年の平均ラップタイム
7.04-11.75-12.13-12.09-12.48-13.00-12.89-12.45-11.97-12.23-11.94-11.58-12.08
2.33.63
傾向
ラップタイムを見れば、スタート直後から2コーナーまではかなりゆったり
としたペースで流れることが分かる。
レースはその後ラスト5~6Fあたりから徐々に加速し始め、12秒前後を刻み
続けるような持続力を問われる流れとなる。
また4コーナーから直線入り口にかけて一気に加速する場面が見られるので
勝ち負けをするには一瞬の切れ味を持っていた方が有利となる。
日経賞は前半が遅くなる傾向があるために単純な上がり勝負というようにも
見えがちなのだが、実際にはかなりのロングスパートの形となるために
各馬の地力が問われることになり、持久力の低い馬から脱落していくような
サバイバルレースというのが本来の姿だと言える。
したがってここではロングスパート合戦に入る前の前半を如何に楽に走れるか
(つまり後半にどれだけ脚を残せておけるか)が重要となり、(心肺機能的な)
持久力の高さを持っていることも必要で、この傾向がステイヤータイプが
多く好走している要因だと言える。
好走する条件
・高い持久力(スタミナ)を持っていること
・勝負所での切れ&ラストの持続力を持っていること
予想
藤田がホクトスルタンに乗るので道中が極端に緩むことはまずない。
したがって持久力がより重要な要素となるはずで、基本的には今までの
レースである程度締まった流れの中で結果を出している馬を中心に
据えて予想したい。
◎ネヴァブション
持久力もまずまず高く、何よりも後半の持続力と4コーナーで他馬を
突き放せる切れを併せ持っており、この舞台には相当合う。
状態さえ問題なければ確実に力が発揮できる。
○ホクトスルタン
当然持久力は高い馬で、それに加えて切れ&持続力をバランス良く
併せ持っており、ここには合っている。
休み明けで息が入らなければ沈むことも考えられるのだが、一応
この先への期待も込めて。
▲マイネルキッツ
距離的にはそれほど信用できるわけではないが、道中が締まった流れでも
結果を残しているし、ラストまで粘れる力も持っている。
切れがあまりないので頭までは考えづらいが、力的にも上位に残れるはず。
注アーネストリー
末の持続力はここでも十分に通用するものを持っているが、今のところ
道中が厳しい流れをそれほど経験しておらず、持久力の面での不安はある。
ただし道中が緩むか、それを克服できたとしたら十分に上位争いはできる。
△アルナスライン
基本的には中山では用はない馬なのだが、道中が締まった流れとなって
各馬の地力が物を言うような展開となれば自然と浮上することになる。
少なくとも有馬記念でのこの馬並みのパフォーマンスを発揮できる馬は
このメンバー中でもそうはいないのだから、あまり軽視ができない
…というのが正直なところ。
△キングストレイル
ロングスパート合戦は本来は得意な形だが、少し一本調子なところが
あって、ラストを粘り切れるまでのイメージは湧かない。
ホクトスルタンがいるのでおそらくハナを譲る形にはなると思うが、
マイペースで進めれば複勝圏内は可能なはず。
△モンテクリスエス
持久力&持続力はまずまずのものを持っているが、どうしても他力本願的な
要素が大きく、前の馬の持続力が高くて止まらないような展開では回って
来るだけという結果になりかねない。展開次第。
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