レース総括 |
■前半速く、ある程度の地力が問われる流れ |
■ラストの持続力が必要だった |
アーリントンC結果
1 | ダブルウェッジ | 1.35.6 | 35.7 | 03-03 |
2 | マイネルエルフ | 1.35.7 | 36.1 | 02-02 |
3 | ミッキーパンプキン | 1.35.8 | 35.2 | 10-10 |
4 | アイアンルック | 1.35.8 | 35.0 | 11-11 |
5 | タイガーストーン | 1.35.8 | 35.3 | 07-07 |
6 | アドバンスヘイロー | 1.36.0 | 36.0 | 04-04 |
天候:晴 芝:良
上り4F:48.8 3F:36.4
前半4F:46.8
12.7-10.8-11.3-12.0-12.4-12.1-11.8-12.5
レース詳細
ラップタイムを見れば前半はある程度速く、道中は多少緩むものの
勝負所から徐々に加速して、ラストはスピードを持続する流れ。
レースは例年に比べてかなり前傾な形になっており、地力が問われる流れで
半端な実力しかない馬が紛れ込む余地はあまりなかった。
勝ちタイムはこの2年よりも1秒以上遅くなっているが、
・タイム自体は同日の古馬1000万クラスとほぼ同じ
・そのタイムもクラス平均から約1秒ほど遅い
という点を考えればこの時期の3歳としてのレベルは十分な水準。
脚質的には道中で一瞬でも息の抜けた先行馬、もしくは前半でしっかりと
脚を溜められた後方の差し馬に向いていて、好位~中団あたりにつけた馬は
前半でそれほど楽ができず、勝負所でも早めに動かなくてはならないために
少し厳しかったかもしれない。
最後に、このレース自体のレベルは十分ではあったが、今年の3歳重賞は
どのレースも軒並み例年以上のレベルとなっており、ここで好走した馬でも
別路線の馬には少し届かないかも知れない。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ダブルウェッジ
この流れを地力が高く、ラストの持続力を持つこの馬が押し切ったのは
当然とも言える。
内容的には十分だが、この先地力が高い上に切れも併せ持つような馬との
戦いでは少し遅れを取るかもしれない。
マイネルエルフ
前半からある程度飛ばしてラストもここまで粘れるなら、持久力は十分あって
この結果も決してフロックとは言えない。
ただしこの先相手強化となればそれ程大きな期待は出来ないが…。
ミッキーパンプキン
スタートで後手を踏んだことが全て。
その後中途半端にポジションを上げずに終いの脚に掛けたのは良かったが、
好位につけていればおそらく勝ち負けまでいっていただろうから少し残念。
前半の行き脚を考えるとやはりもう少し距離が伸びた方がいいだろうが、
この先レベルの高いところを目指すのであれば道中が緩むような展開はまず
期待できず、なかなか良い結果を出すのは難しいかもしれない。
アイアンルック
展開的に後方にいた馬には向いた流れであり、ほとんど直線勝負に徹したような
内容だっただけに地力の面ではまだまだ未知数ではある。
しかし直線に入ってから進路を確保するまでに時間が掛かり、仕掛けた状態で
左右にかなり動かされ、それでいてラスト1Fはかなりの脚(おそらく11秒台)
を使っているのだからこの馬の持続力は相当なもの。
道中がもっと締まった流れを追走してどれだけ脚を残せるかというのが課題だが、
それをクリア出来るようならかなり面白い存在になる。
0 件のコメント:
コメントを投稿