レース総括 |
■ミドルペースからの上がり勝負 |
■切れ&持続力が問われる展開で持久力面での裏付けとはならない |
ニュージーランドT結果
1 | サンカルロ | 1.33.8 | 34.9 | 12-06-06 |
2 | ティアップゴールド | 1.34.1 | 35.0 | 04-10-06 |
3 | ジョーカプチーノ | 1.34.1 | 35.5 | 02-02-01 |
4 | マイネルエルフ | 1.34.2 | 35.4 | 04-06-02 |
5 | アイアンデューク | 1.34.5 | 35.6 | 12-06-06 |
6 | ダイワプリベール | 1.34.7 | 35.6 | 10-10-11 |
天候:晴 芝:良
上り4F:47.6 3F:35.4
前半4F:46.2
12.5-10.8-11.6-11.3-12.2-11.7-11.9-11.8
レース詳細
ラップタイムを見れば前半こそまずまずのスピードで流れたが、道中では
一旦緩み、ラストは持続力を問うような流れ。
例年と比べてもほぼ同じようなラップを刻んでいて、一見遜色ない内容の
ように思えるのだが、実際には最後までスピードが落ちなかったことと
勝ちタイムが当日の未勝利戦と0.4秒しか違わないことを考慮すれば、
おそらく当日の馬場が速く、前半~道中は例年よりゆったりした流れからの
上がり勝負と理解した方が良さそう。
上位の顔ぶれを眺めてみても、上がりの性能に優れた馬が顔を揃えていて
逆にここでは中心的な存在になるものと思われた(ジュニアC組などの)
上がりに限界があっても持久力の高い馬は見所なく終わっている。
そんな中道中である程度押し上げていってラストも突き抜けたサンカルロの
力は(展開利もあったが)抜けていて、前走、前々走でスプリントを圧勝
してここへの適性が微妙だと考えていたジョーカプチーノの健闘は見逃せ
ないところ。
レース自体はそこまでの魅力には欠けるものの、この2頭の今後には
注目しておきたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
サンカルロ
展開が思ったよりも楽になり、もともと押し上げていける持久力もあるし
上がりの性能でもこのメンバーでは屈指の存在なのだからこの結果は
妥当なものでしかない。
とにかくここではなく一週後に走って欲しかったくらいの存在で、この先
当然G1を争うことになるのだが、切れ味ではこの馬以上の馬が何頭も
いるので出来ればもう少し地力の問われる中山で勝負して欲しかったという
のが正直なところ。
ジョーカプチーノ
まずマイルの一貫した流れでも結果が出せたことは評価できる。
確かに行くだけ行って粘りこむ持久力オンリーのスプリンタータイプで
ないことは分かっていたが、それでもスプリントに比べたらゆったりした
流れをじっくりと進めてラストまで脚を残していて、筋持久力だけでなく
相当に心肺機能が優れていると考えられ、この先が本当に楽しみ。
それでもマイル戦線を戦っていくにはどうしても切れ味の面で不安が
残るので、将来的にはやはり1200~1400mになるとは思うが…。
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