レース総括 |
■前半~道中は例年より遅いが、淀みのない一貫したラップ |
■持続力と上がりの性能が試された |
ダービー卿CT結果
1 | タケミカヅチ | 1.33.7 | 34.7 | 05-05-06 |
2 | マイネルファルケ | 1.33.7 | 34.8 | 02-03-02 |
3 | マヤノライジン | 1.33.8 | 34.8 | 05-05-04 |
4 | キャプテンベガ | 1.33.8 | 34.6 | 09-08-06 |
5 | リザーブカード | 1.33.9 | 34.7 | 09-08-10 |
6 | マイネルスケルツィ | 1.33.9 | 35.0 | 04-03-04 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.9 3F:35.0
前半4F:46.8
12.4-11.3-11.5-11.6-11.9-11.5-11.7-11.8
レース詳細
ラップタイムを見れば前半~道中が例年よりもかなり遅くなっており、特に道中が
あまり速くならなかったことで、このレースとしてはあまり持久力が問われない
展開となった。
それでもレースそのものは淀みのない一定のスピードを持続する形となったので
最低限の地力は必要ではあったが、この流れでは道中である程度脚を溜めることも
可能だったため、地が強いタイプよりも上がりの性能に優れたタイプの馬の台頭が
目立ったというのが正直な感想。
今回の内容自体は例年よりも楽な流れだったと言えるが、そもそもこのレースは
例年道中が厳しくなりすぎて持久力オンリーの上がり不問の戦いとなり、その
特異なラップから逆にこの先につながらないということが多い。
(その後活躍したのは厳しい流れを好位から圧勝したダイワメジャーくらい)
その分、今回の流れなら(結果的にそれ程レベルが高いとは言えないが)道中で
一定の持久力が試された後の上がりの性能という点で、この先のレースにおいて
十分参考にできる内容だったのではないだろうか。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
タケミカヅチ
今までの好走は道中が緩んだ展開ばかりで、例年通りの道中の厳しさでは
用は無いと踏んでいたのだが、中舘の作り出す"行って、控えて、突き放す"
(今回は不発)という道中が多少緩くなる展開となったことで持ち前の上がりの
脚を発揮できた。(今回程度の持久力は既に証明済みだった)
また鞍上の柴田善の溜めるところではしっかり溜めるという騎乗は、この馬で
この流れならベストだと言えて、ファインプレーに近いものだったのでは
ないだろうか。
次戦に向けては、今回は良い条件が揃いすぎた感もあるために過大評価は
避けたいところだが、今回と同様な上がり性能が必要な一貫ペースにおいては
十分に注意しておきたい存在であることは間違いない。
マイネルファルケ
これまでにも一貫したラップで最後まで脚を残すという内容を見せていて、
それでも少し足りなかった上がりの性能を軽い斤量で補った形。
道中がより厳しい流れになればこれだけのパフォーマンスを発揮できるか
少し疑問だが、(やや一本調子的ではあるが)一定の持続力は示しており
この先にも注目したい。
個人的には1400mでのパフォーマンスを見てみたい気もするのだが…。
キャプテンベガ
道中~上がりの長い脚が使えるだけにもう少し道中が厳しい流れから他の
馬の脚が止まるような展開となった方が良かったのだが、それでも最後は
良く差してきている。
次戦以降に狙うなら、上がりの性能には限界があるので、やはり一貫した
流れか前傾の形がいいだろう。(マイルなら)
リザーブカード
例年よりも道中が楽になったことで浮上できた。
この馬の場合今回の結果でやはり力は上という見方をされそうだが、基本的には
緩い流れからの上がり勝負が得意なタイプなので、道中が厳しくなりそうな舞台
では注意しておく必要がある。
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