2009年4月18日土曜日

マイラーズC展望 2009


馬場改修後外回りではまだ2回しか開催されていないが、
一応過去のラップタイムは以下の通り。

2008 12.8-11.3-11.4-11.7-11.6-11.2-11.2-12.4
2007 12.4-11.4-11.1-11.7-11.6-11.4-10.7-11.9

過去ラップタイム



傾向
過去2回のラップタイムを見れば、まず昨年はある程度時計の掛かる馬場
ということを考えれば道中がかなり締まった展開で、レース全体を通して
相当に持続力が問われる流れだった。

それに対して一昨年の方は、(馬場差を考慮すれば)昨年よりかは多少楽では
あるが、それでも道中はほとんど緩まない流れから上がりでは一段とスピード
アップする流れで、レースレベルは相当に高いものだった。

上記のように両年とも道中の厳しさが1番の特徴となっているが、レースを
引っ張ったのが両年ともに藤田&コンゴウリキシオーの男気コンビであって、
このコースの基本的な展開が緩い道中からの上がり勝負ということを考えれば
レースを引っ張る騎手&馬の匙加減一つで展開は変わってきそう。

とは言えG2の格を考えれば、もし道中が緩くなったとしても後続が先行馬に
それ程楽をさせるはずもなく、結局は勝負所での切れだけでなく、そこからは
地力のない馬から脱落するサバイバル的な持続力勝負となるはず。


好走できるタイプ
・展開によらず最低限の持久力は必要
・高い持続力を持っていること


予想
本来は厳しい流れが予想されるレースだが、10頭立てとなり極端な
スローも考えられなくはない。
そうなると本来なら前半でとことん離される馬でも上がりの爆発力と
持続力さえ持っていれば上位争いに絡む事態も想定され、少頭数では
あるものの以外と波乱含み。
どのような展開にも対応できるようにある程度地力が高く、溜めれば
溜めた分だけ速い末脚が使えるタイプを中心に据えたいところ。

◎カンパニー
上記した内容に最も適合するのがこの馬。
昨年このレースでは厳しい流れでも勝ちきっているように持久力は相当高く、
それでいて昨年の秋のように溜めれば溜めた分だけ脚が伸びる爆発力も
備えている。
一度叩いての2戦目で状態も良さそうで、軸には最適。

○スーパーホーネット
基本的には前半は控えたい馬なのだが、G1でも勝ち負け出来る馬だけに
このメンバー相手なら持久力でも上位。
その唯一の死角とでも言うべき想定以上のハイペースにはならないだろうし、
もちろん切れ&持続力ならここではナンバーワン争いの存在で、休み明けの
状態さえ問題なければ好走して当然。

▲タマモサポート
まず1番人気6着の前走は先行勢総崩れの厳しい流れでそこを積極的に
進めての敗戦だっただけにむしろその強さを証明した形。
当然今回巻き返せるはずだが、地力では高くても決め手には少し限界が
あって、スローペースに巻き込まれたら切れ負けという事態もなくはない。
そうならないために鞍上には積極的なレース運びを期待したいところだが…。

注アブソリュート
前走は展開に恵まれたところが大きいが、前々走では積極的に押し上げて
ラストも脚を残す強い内容で勝っており能力面では問題ない。
また上がりの性能でも道中で溜めれればかなりのものを示しており、スローの
上がり勝負にも十分対応できる。
ただし例年のこのレースの道中を想定すると、さすがに勝ち負けまで行ける
だけの爆発力は発揮できないとは思うが…。

△ヒカルオオゾラ
前走ではまずまずの上がりを示してはいるが、それは道中が楽な展開から
繰り出したもので、本来は速すぎもせず遅すぎもしない流れをワンペースで
走り切るような持続力を活かしたい馬。
ここの流れでは切れ負けしそうなイメージが強い。

△ライブコンサート
前走は前半こそ控えたが、道中~上がりではここのレベルでも通用しそうな
内容を示していて、もし前半がゆったりと流れるようならかなり面白い存在
になりそう。


オースミグラスワン
前半がどうしても遅く、道中~上がりでは相当に持続する速い脚が使えても
前まで届かない負け方ばかり。
したがって好走するには前半が相当遅くなって、あまり離されないポジション
から進められることが条件。(チャンスはある)

ビービーガルダン
スプリントであれば持続する速い脚が売りだが、マイルで同じような脚が
使えるかどうか。
もう少し楽なメンバーならまだしもマイル戦線のトップを争っている馬の
いるここでは…。

リトルアマポーラ
道中~上がりでそれほど速くはないがかなり持続する脚が使えることが持ち味。
ただしそれを使うには前半でかなり控えなければならず、いくらスローになる
可能性があっても古馬G2のマイルの流れでしっかり脚が溜まるかどうか謎。

スマイルジャック
道中、上がりともにここでは足りない。




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