新設されてからまだ5回の開催だが、過去のラップタイムは以下の通り。
2008 12.4-11.4-11.8-12.3-12.0-11.5-11.6-11.7-12.4
2007 12.3-10.3-11.2-12.0-12.2-12.5-12.3-11.6-12.2
2006 12.4-11.1-11.6-12.5-12.1-12.1-11.9-12.1-12.7
2005 12.6-11.8-13.0-13.1-12.5-11.8-11.4-11.4-11.8
2004 12.4-10.8-11.3-11.1-11.4-12.1-13.1-12.2-12.2
過去5年の平均ラップタイム
12.42-11.08-11.78-12.20-12.04-12.00-12.06-11.80-12.26
1.47.64
傾向
過去のラップタイムを見れば前半は2007年のように暴走気味のレースも
あるが、基本的にはミドルペースからやや速いくらいの流れ。
そして道中はそれほど緩むことなく淀みなく流れることが多くなっていて、
ラストまで道中のスピードを維持するような展開となる。
このレースで特徴的なのは、まずは前半の速さと道中の締まった流れで、
当然そのスピードで追走しても勝負所まで余力を残せるような持久力が
必要となってくる。
そしてもう1つの特徴は、道中の流れによらず各馬の仕掛けが早く、
ロングスパートの形となることが多くなっていること。
これは3コーナーのスパイラルカーブによってスピードが落ちにくい
というコース特性による部分が大きいのだが、それによってラストでは
かなりの持続力が必要となってくる。
道中でも楽には脚が溜められず、ラストも長い脚が必要となっては
やはり先行する馬にはかなり厳しくなり、特にここを逃げ切るのは
相当に難しい。
したがってここでは淀みなく流れる道中の速さに対応できて、ある程度
上がりをまとめられるような差し馬を中心として、その次にレース全体を
通して一貫したスピードで走り切れるような好位~中団の馬を狙いたい。
好走できるタイプ
・持久力&持続力を持っていること
予想
まず展開だが、前走逃げて上手くいったピンクカメオが今回も行くのか
どうか分からないが、他にもヤマニンメルベイユ、セラフィックロンプ、
ブラボーデイジーあたりは前につけるだろうし、前走で控えて失敗して
いるカレイジャスミンが最内に入って今回は積極策となるのかもしれず、
しっかりと先行しそうな馬は揃っている。
したがって元々道中があまり緩まないコース特性と合わせて考えたら
やはり例年に近い持続力が問われるような流れになりそう。
◎ベッラレイア
このメンバーなら能力で抜けているのは間違いないが、道中は出来れば
楽をしておきたいタイプだし、予報からもかなり天気が悪くなりそうで、
マーメイドSの緩まない道中&馬場悪化という悪夢の再現が起こりそうな
雰囲気はある。
しかし斤量を考えたらほぼ逆ハンデ戦の様相を呈しており、完全に信用
できる軸とはならないが、ここは素直に本命にしてみたい。
○セラフィックロンプ
まず前走の負けは前半の超が付くハイペースに巻き込まれてのもので、
しかも牡馬のかなり強いところが相手では厳しくなるのは当たり前で、
それでも道中~ラストで極端には落ちていないところを見るとむしろ
良く粘った方。
当然牝馬相手になってそこまでのハイペースとはなりそうもなく、一定の
ペースで走り続ける持続力が問われるここでは適性的にも合っていて
巻き返しは十分に期待できる。
斤量は増えるが馬格もある程度ある馬なのでそこまで効いてくるとも
思わないし、それほど人気しそうもないここでは狙い目かもしれない。
▲オディール
この馬の場合どうしてもチューリップ賞の時の末脚のイメージがつきまとって
切れるタイプのようにも思われがちなのだが、本来は一貫したスピードを
持続させるタイプの馬で適性的にはここにはかなり合っている存在。
(しかも溜めれば溜めただけの速い脚が使えるのは力の証明)
前半が速くその後の持続力が問われたローズSでも結果を出しているし、
その時のパフォーマンスが出せればここは勝ち切れるくらいの内容で、
間隔が詰まっているのは気になるが、安定感を増した今なら良い結果が
得られてもおかしくない。
注リビアーモ
前走は前が止まらない展開で外々を回らされる競馬では話にならなかったが、
それよりも前々走の道中でかなり押し上げる展開からかなりの末脚を使って
見せたパフォーマンスをもう1度期待してみたい。
基本的には前には厳しい展開となることが予想されて、展開利も見込めそうな
ここなら大外から突っ込んでくるイメージも十分湧く。
△ブーケフレグランス
前走はそれほど楽とも言えない道中の流れから今までにないくらいの上がりを
発揮していて、力は確実につけてきているように思う。
しかしそれはゆったりとしたスタートを切れたことが大きく、そこがもう少し
厳しくなった場合にそれだけの上がりを発揮できるとは思えない。
もちろん前走とまるっきり同じパフォーマンスを発揮できればここでも勝ち負け
できるとは思うが、それをやるためには差しを選択するしかない。
今まで番手追走の競馬ばかりの馬がいきなりそれを選択するとは到底思えず、
結局ここではこれ以上の印はつけられない。
もし差したら三浦皇を尊敬する。
△ブラボーデイジー
かなり一本調子なところがあって、道中の速さによらず、上限のあるほぼ一定の
上がりを見せる馬で、それならば道中が速くなった方が都合が良くなるはず。
したがってここは持って来いの舞台だと言えて、前走の完全な切れ負けからの
巻き返しは十分期待できる。
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