レース総括 |
■前半遅く、上がりの持続力勝負 |
■"展開的に"前の馬有利なレース |
福島牝馬S結果
1 | ブラボーデイジー | 1.53.7 | 37.1 | 02-02-02-01 |
2 | アルコセニョーラ | 1.54.0 | 36.2 | 14-13-14-12 |
3 | ヤマニンメルベイユ | 1.54.1 | 37.6 | 01-01-01-02 |
4 | ピンクカメオ | 1.54.2 | 37.5 | 03-03-03-03 |
5 | カレイジャスミン | 1.54.5 | 37.6 | 06-05-05-04 |
6 | レッドアゲート | 1.54.6 | 37.7 | 06-07-05-07 |
7 | ベッラレイア | 1.54.8 | 37.0 | 14-13-14-14 |
天候:雨 芝:不良
上り4F:49.5 3F:37.2
前半1000m:64.2
12.9-12.1-13.0-13.6-12.6-12.3-12.1-12.1-13.0
レース詳細
今回のレースは相当に時計が掛かる馬場ではあったが、それを考慮しても
前半~道中はゆったりとした流れとなり、ラップの形のみに注目すれば
完全に上がりのみの戦いだった。
それでもこのコースの特徴である仕掛けの早さは健在であって、形としては
ロングスパート持続力勝負となり、切れさえあれば何とかなるようなレース
ではなかった。
(好位に位置していたブーケフレグランスが沈んでいるあたりがその証明)
脚質的にはやはりこの馬場なので結果的にも先行馬が多く残っているが、
後ろから行った馬でも内を突いたアルコセニョーラが2着まで来ているわけだし、
もし良馬場であっても前の止まらない上がり勝負では、外を回りながら
3~4コーナーで前との差を詰めようと脚を使えば直線止まるのは当然なので
単純に不良馬場という言い訳は成り立たない。
もちろん足を取られやすい走法だったり、パワー不足などの馬場由来の原因で
負けた馬もいるとは思うが、それ以上に馬の(展開への)適性、もしくは騎手の
進路選択or戦略も大きな要因になったと考えられる。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ブラボーデイジー
元々一貫したペースで走り切る持続力は持っていて、この馬場でさらに
速い脚を問われなかったことが勝因。
中枠から上手く内を取れたのもこの馬場&展開では大きかった。
今回は良い結果が得られたが、実際にはこのメンバーに入ったら圧倒的に
切れ味不足の馬なので、次も同じような結果とはなかなかいかないだろう。
アルコセニョーラ
想定していたような前半から緩まない一貫した流れでは厳しいと思ったが、
今回は前半が遅くなったことで持ち味である末の持続力を発揮できた。
次戦以降でも前半が緩む展開であれば一考の価値あり。
ヤマニンメルベイユ
斤量は背負っていたが、緩い流れからの持続力勝負では一定の力を発揮
してきた馬なので、この結果は妥当なところ。
とにかく今回は終始勝ち馬の外を回る形になったことが痛かった。
ピンクカメオ
この馬に関しては結果的に持続力勝負でここまで残れたのは少し驚きだが、
その要因が単に道悪が大得意なだけか、もしくは馬が本当に力をつけて
きているのかは判断しづらいところがある。
とりあえず力を認めるのは次戦以降の締まった流れのレースでどこまで
やれるかを見てから。
ベッラレイア
後方から進めて4角で外を回して唯一最後まで伸び切っていたのはこの馬のみで
結果は出なかったが、ここではやはり力が上ということは示している。
もちろん前半がゆったりと流れて、脚を溜めたいこの馬にはどちらかと言うと
向いていた流れではあったが、それでも(進路が外の分)相当に長い脚を使わ
されて、しかも直線で少し不利がありながらも最後まで脚を伸ばしていたことは
十分評価できる内容。
当然次戦以降のより広いコースでの巻き返しは期待できるし、そろそろ
この馬にもG1を1つ勝って欲しい気もするが…。
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