レース総括 |
■前半やや速く、道中は一定のスピードを維持する流れ |
■切れ&持続力が問われた |
マーメイドS結果
1 | コスモプラチナ | 2.00.2 | 35.7 | 01-01-01-01 |
2 | ニシノブルームーン | 2.00.5 | 35.2 | 03-03-03-03 |
3 | リトルアマポーラ | 2.00.6 | 34.8 | 09-09-09-09 |
4 | ベッラレイア | 2.00.7 | 35.2 | 05-06-06-06 |
5 | レッドアゲート | 2.00.7 | 35.8 | 02-02-02-02 |
6 | セラフィックロンプ | 2.00.8 | 34.8 | 10-10-10-11 |
天候:晴 芝:良
上り4F:47.7 3F:35.7
前半1000m:60.3
12.4-10.7-12.6-12.4-12.2-12.2-12.0-12.0-11.4-12.3
レース詳細
ラップタイムを見れば前半は例年よりも少し速く、雨の影響が多少残っていて
やや時計の掛かる馬場だったとしても道中は少し遅いくらいで、ラストは直線に
向いた所で一気に加速する形。
ただしレースを通して見れば前後半はイーブンに近い形で、道中は例年よりも
遅いとは言え(極端には緩まずに)淀みなく流れていて、結局は一定の持続力が
問われたことは確か。
つまり基本的には例年と同様に緩まない道中を耐えられる適性がベースとなって
いるものの、絶対的なスピードが遅い分、それに加えて勝負所での切れ味という
要素がプラスされたという見方で良さそう。
実際に結果を見渡すと、ある程度上がりの性能の高い馬が上位を占め、逆に地が
強いだけの馬は最後の部分で対応し切れなかったという印象に映る。
またもう1つ気づくのは、リトルアマポーラ以外の上位馬全てが道中で内々を
通っていたことで、(雨の影響もあったかも知れないが)やはりそこは開幕週の
馬場の傾向そのものであり、それを意識していたかどうかという点で騎手の腕に
よる部分は大きかったと言えるのではないか。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
コスモプラチナ
この馬が得意の一定のラップを刻み続けるような逃げで、鞍上のペース感覚は
評価できるが、道中をこの程度のスピードで進めても4コーナーまで後続が
全く迫ってこないというのではあまりに楽な展開だったと言えて、これはもう
他の騎手の過失ということになってきそう。
この馬自身はこれくらいは出来る力を持っているし、この程度の上がりでも
何とかなりそうな夏競馬なら(適性が合えば)再度活躍する機会もあるかも
知れないが、話が秋へ向くならば、道中か上がりのどちらかが速くなるのは
確実で、なかなかそこまでは期待しづらい。
リトルアマポーラ
トップハンデというのももちろんだが、上記したように道中は上位馬で唯一外を
回っていたりして、実力ではどの馬が1番かはハッキリとした形。
今回の結果は持ち前の持続力は発揮しているものの、あまりスパッとは切れない
馬なので勝負所で少し置かれたことが敗因に挙げられて、この馬にしてみれば
道中がもう少し締まった流れになった方が良かった。
そう考えると宝塚記念の流れには合っていそうで(通用するかはともかく)
そちらの方が見てみたかった気もするが、何にせよこの馬の場合はこの先も
適鞍をしっかり見極めることが重要になる。
ベッラレイア
持続力がない馬ではないが、それは上がり3Fの末脚に限ったものであって、
やはり道中からという訳にはいかなかった。
それでも道中で十分に脚を溜められた時に使える上がりは相当なものなので、
この馬はやはり道中がしっかりと緩むような上がり勝負で狙いたい。
(牝馬版、距離やや長い版スーパーホーネットのイメージ)
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