過去のラップタイムは以下の通り。
2008 11.8-9.9-10.4-10.5-11.6(32.1-32.5)
2007 11.9-9.9-10.7-10.5-12.1(32.5-33.3)
2006 11.8-10.2-10.8-10.3-12.6(32.8-33.7)
2005 11.7-10.0-10.7-10.2-11.4(32.4-32.3)
2004 11.9-10.1-10.2-10.5-11.2(32.2-31.9)
2003 11.8-10.0-10.4-10.0-12.0(32.2-32.4)
2002 12.0-9.8-10.2-9.6-12.1(32.0-31.9)
2001 12.0-10.0-10.3-9.8-11.8(32.3-31.9)
過去8年の平均ラップタイム
11.86-9.99-10.46-10.18-11.85
54.34(32.31-32.49)
傾向
ラップタイムを見れば、この距離だけにスタートから一気に加速して2F目で
そのスピードが頂点に達し、3F目でほんの少し落ち着いた後、再度加速して
ラスト1Fで落ちる形。
全体としては前後半イーブンくらいのラップとなっている。
とにかくここでは現行の競馬の最高速とも言えるスピードに対応できることが
まずは何よりも重要になる。
それをクリアできれば、ほとんど(心肺機能的な)持久力不問であって、速い
スピードを長く維持した者勝ちのレースだと言えて、つまりトップスピードの
持続力(筋持久力)を持っていることが好走の条件となる。
脚質的には持続力勝負なのだから基本的に差し馬(差しのポジションを取る馬)
に向くと言えるが、勝ち負けをするためには(馬場悪化にでもならない限り
勝ちタイムは55秒を切るのだから)必ずどこか1Fの区間で10秒台のラップを
刻まなければならない。
したがって持久力の高さで他力本願的に差してくるような馬では厳しく、自ら
押し上げて行けるような切れを持ち、上がりの性能そのものの高さを備えている
馬でなければ厳しいだろう。
好走の条件
・高いスピード持続力を持っていること
予想
遅い流れはまずないので展開については言うことはないが、
問題はやはり馬場状態。
ある程度緩い状態であればダートで相当なスピードを発揮した履歴を
持つ馬には特に注意しておきたい。
(参考:一昨年はその条件を満たす馬のワンツーだった)
◎コスモベル
前半の速いスピードを受けて立つ力もあるし、逆に控えればその分だけ終いの
速い脚を使えるし、地力の面でも持続力の面でもここでは屈指の存在。
馬場が渋っても問題なく、外枠に入って、ウエスタンビーナスという格好の
目標も存在して、好材料が出揃った感。
○アポロフェニックス
前走は無駄に抑えすぎた感が強く、本来の持続力が活きなかった。
しかし今回は否が応でも速いスピードに引っ張られるので自身の持ち味が
発揮できるはず。
あとは鞍上がどのようなコース取りをするのかは注目してみたい。
▲ウエスタンビーナス
カペラSで超が付くハイペースを演出しているように、ダートで最も速い
スピードを発揮しているのはこの馬。
それが出来るということは要は筋持久力が優れていることに他ならず、
そもそも(心肺機能的な)持久力不問のこの舞台には合っていると言えて、
馬場次第では頭すら考える必要があるかも知れない。
前走で多少控える競馬が出来たことも好材料。
注エイシンタイガー
持続力は十分あると思うが、今までに見せた絶対的な速さがあと1つで、
この舞台ではそろそろ橘Sでのパフォーマンスの高さと斤量面でのハンデに
頼った予想は成り立たなくなるかもしれない。
それでも短い距離ではまだまだ底を見せたという訳でもないので、今回は
どのくらい出来るのか注目してみたいという意味での「注」ということで…。
△サチノスイーティー
休み明け2走目で上積みは見込めて、元々速いスピードへの対応は大丈夫だし
ラストまでしっかりと脚を残す持続力もまずまず持っている。
少なくとも2走前くらいのパフォーマンスが発揮できれば上位には顔を出せる。
△シンボリグラン
今回最も取捨の難しい馬。
昨年2着しているように能力、適性は問題ないが、休み明けの状態には
どうしても不安が残る。
それでも休み明けだったり、調教の内容が悪くても走るときは走る馬
なのでバッサリと切るのはどうしても躊躇してしまう…。
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