2009年7月5日日曜日

ラジオNIKKEI賞展望 2009


2006年から名称が変わりハンデ戦に変更されたが、今回はそれ以前の
ラジオたんぱ賞時代のデータも用いる。
そこで過去のラップタイムは以下の通り。

2008 12.6-10.8-11.7-12.6-12.2-11.7-11.6-11.4-12.2
2007 12.6-11.5-11.3-12.2-12.4-12.3-11.6-11.6-12.2
2006 12.5-11.2-11.8-12.6-12.4-12.1-12.5-12.1-13.3
2005 12.3-10.9-11.3-12.0-12.0-11.7-12.0-12.4-12.6
2004 12.6-11.1-11.6-11.6-11.7-11.7-11.9-12.4-12.5
2003 12.8-11.8-12.2-12.6-12.2-11.7-11.9-11.5-11.7
2002 12.5-10.7-11.3-11.9-11.8-12.5-12.3-12.6-12.7
2001 12.8-11.2-12.2-12.3-12.2-11.9-12.0-12.3-12.5
2000 12.9-11.2-12.1-12.9-12.7-12.4-11.7-11.4-12.1(東京開催)
1999 12.5-11.2-12.0-12.4-12.3-11.8-12.5-12.6-12.8

過去10年の平均ラップタイム(2000年は除く)
12.58-11.16-11.71-12.24-12.13-11.93-12.03-12.10-12.50
1.48.39 (35.44-36.31-36.63)




傾向
ラップタイムを見ると前半がある程度速く、道中はあまり緩まずに淀みなく
流れ、そのままラストまで一定のスピードを維持する形。
とにかくここは前半の速さと道中であまり脚を溜められない展開のために
持久力が高いということが何よりも重要な要素となる。

逆のパターンとして過去10年の内では2003年のように、前半がゆったりとした
流れからの上がり勝負となるケースもなくはないが、その場合も3コーナーが
緩まないために切れ味勝負にはならずに、結局は持続力が問われる形になる。

脚質的にはこの流れを前から押し切るのは相当な力量が問われるので、基本的
には差しの方が戦いやすいだろうし、前半のペースが上がってより前傾の形に
近づけば追い込み馬まで注意しておく必要がある。
それでもここではとにかく持続力がなければ話にならないので、脚質は二の次
くらいに考えておきたい。


好走の条件
・持久力&持続力を持っていること


予想
案外前にいきたい馬が揃った感もあって、ペースそのものが
遅くなるようには思えない。
しかし天候による馬場悪化も考えられ、前残りの展開となる可能性も
否定できないので、今回はポジションよりも速い前半への対応という
点を重視して予想する。

◎サトノロマネ
前半が速く、ラストでそれほど脚が問われない流れを粘る力はある。
前走は単純に切れ負けと考えていいだろうし、その前の皐月賞で
ある程度前から進めた馬の巻き返しは必ずあるはずで、そのときの
パフォーマンスから距離短縮によってもう少しラストの粘りが増せば
十分勝ち切れる。

○スーパーシズクン
前走と全く同じ内容であってもここでは好走できるくらい。
そこからさらに2kg減るのなら十分上位に残れていい。

▲ミッキーペトラ
サトノロマネ同様に皐月賞からの巻き返しを期待できる1頭。
切れ負けの前々走とダートの前走は度外視できるし、結果を出すには
今回は絶好の舞台。

注ストロングリターン
地力の高いところは今までに幾度となく見せている。
上がりの性能も高いものを持っているし、ポジションさえ間違わなければ
自然と浮上してきそうな雰囲気はある。

△マイネルエルフ
斤量が少し見込まれた感があるが、レースを通しての持続力は持っている。
ただしこの距離だと道中が多少なりとも緩んだ方が戦いやすく、あまり
積極的に行き過ぎると厳しくなるかもしれない。

△イコピコ
前半の速さへの対応という点では未知数な部分があるが、道中~ラストの
持続力は備えていて、上がりの性能そのものも高い。
ただしトップハンデを覆して勝ち切るまでのイメージは全く湧かない。

△ストロングガルーダ
速い前半への対応は微妙だが、道中~ラストの持続力はまずまず。
しかし斤量が少し見込まれた感は否めない。



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