レース総括 |
■前半~道中が相当速く、ラストは地力が試される展開 |
■かなりの持久力が必要だった |
レパードS結果
1 | トランセンド | 1.49.5 | 37.2 | 02-02-02-02 |
2 | スーニ | 1.50.0 | 37.6 | 03-02-03-03 |
3 | スタッドジェルラン | 1.50.1 | 37.7 | 04-04-03-03 |
4 | アドバンスウェイ | 1.50.3 | 38.2 | 01-01-01-01 |
5 | ワンダーアキュート | 1.51.9 | 38.7 | 10-10-10-10 |
9 | グロリアスノア | 1.53.6 | 40.7 | 06-06-08-07 |
10 | シルクメビウス | 1.50.3 | 37.5 | 10-10-06-06(5位降着) |
天候:晴 芝:良
上り4F:49.8 3F:37.4
前半1000m:59.7
12.5-11.1-12.1-12.0-12.0-12.4-12.4-11.6-13.4
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はこのコースらしくやや速い流れから、道中が
ほとんど緩まずにかなり厳しい展開となり、ラストは直線に入ったところで
一旦加速しているものの最後はかなりラップが落ちる形。
今回の特徴は何と言っても道中の速さで、一応の比較に用いた古馬1000万
クラスのラップでは太刀打ち出来ない程ハイレベルな流れだった。
当然これだけ厳しくなれば地力(持久力)の高い馬が自然と浮上してきて、
4コーナーで決定的な不利があったグロリアスノアを除いては、実力馬が
順当に上位を占めた。
ただし今回は道中の厳しさ故に後ろからの馬の脚が削られて、結果先行馬が
残ったという面もあるので、前から2秒近く離された馬はともかく、上位馬の
中での勝負付けはまだまだ済んだとは言えず、特に次戦以降では差し馬の
巻き返しには注意しておきたい。
それでもこの流れを終始2番手から楽に追走し、勝負所でもかなりの余裕を
感じさせて圧勝したトランセンドの実力は相当なもので、(馬場を考慮した)
タイム的にも即古馬一線級と戦えるレベルにあると言って良さそう。
今回は第一回の開催で、グレードが設定されていないようにどの程度のレースに
なるのか分からないところがあったが、実際にこれだけ世代の有力馬が出走し、
これだけハイレベルのレースとなったのだから、このレースが新設された意義は
大きかったということなのだろう。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
トランセンド
これだけ逃げ馬に楽をさせずにイジめ抜いた騎乗からも鞍上の自身が窺えるが、
実際のパフォーマンスもそれを全く裏切らない強い内容で、かなりの地力の
高さを感じさせるものだった。
当然この先も期待していいが、あとは道中が緩んだ場合の上がりのスピード
という点だけ注意して見ておきたい。
(自身で道中のペースを上げられるのだからそれも問題は無さそうだが…)
スーニ
今回は道中が締まった展開になったことでマイル的な要素が問われたという
ところが大きく、この距離でもっと速い上がりが必要となった場合に同じような
結果が出せるかは疑問。
個人的にはやはりマイル以下の馬だと思うのだが…。
スタッドジェルラン
本来の力を発揮すればこの程度は出来て当然の馬。
それでもあと1つ決め手に欠けるところがあるので、このレベルの高い世代の
中で大きいところを獲るのはなかなか難しいのかもしれない。
アドバンスウェイ
トランセンドに終始突っつかれて、前走とは違ってかなり厳しい逃げに
なったが、それでも最後まで大崩れせずに上位に残れたことは評価すべき。
この馬に関しては能力のイメージを更新しておきたい。
グロリアスノア
あのポジションからだと最後に伸び切れたのかどうか疑問だが、それでも
あれだけ大きな不利を受けてしまっては話にならない。
当然巻き返しは必至。(マイルなら尚更)
シルクメビウス
4コーナーの件は抜きにしても、道中~ラストでかなり長い脚を使っていて
持続力に関してはやはり相当なものを持っている。
ただし前半がこれだけ速くなると、そのペースに対応しきれていないようにも
感じるので、この先古馬重賞などの、よりレベルの高いところでは複勝圏内まで
という馬になってしまうかもしれない…。
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