予想
勝ちタイムが1分44秒台前半くらいまで速くなるなら、当然道中もそれなりに
厳しくなって、そうなればレベルの高いレースでの実績が物を言う。
しかしこのメンバーではゆったりとした流れから上がりが相当速い展開に
なる可能性が高く、そうなるとスピードと末の持続力さえあれば格下の馬が
地力の壁を越える事態も考えられなくはない。
(それでもウオッカ越えは相当に難しいのでその点だけは敢えて逆らう必要は
ないだろうが…)
◎ウオッカ
問題は展開だけで、何か他に男気を見せて積極的にハナを切るような馬(騎手)
がいればいいが、場合によってはスピードの違いで今年も逃げることになって
しまう可能性は結構高い。
そうなっても勝負所でさっさと後続を抜き放す騎乗をすれば、ついて来れる馬
などいるはずもないので、まず負けることはない。
ただし勝負所で他が来るまで待ってしまうようだと、決め手のみの馬にラスト
1Fで交わされるという、昨年の二の舞もあり得る…というのが唯一厄介な点。
○カンパニー
実力に関しては何の問題もなく、前半をどのように進めるかという1点だけ。
鞍上が一発を狙うなら積極策を取り、当然ウオッカの直後につけるだろうが、
控えて結局前に届かないという事態も考えられる。
(腕は確かでも)なかなか当てにしづらいジョッキーなだけに扱いは難しいが、
ここで必要な決め手を考えたら他の馬とは一線を画している存在であることは
間違いない。
▲ヤマニンキングリー
ラップ的にはどのような展開もこなせる馬で、つまりそれは地力が高いという
ことに他ならない。
唯一のウィークポイントは突き抜けるだけの切れ味が無いことで、ここでも
2着出来る実力は十分あるが、ウオッカ逆転のイメージは全く湧かない。
注アドマイヤフジ
内枠を活かして、好位からコースロスなく周ってくれば昨年の再現は可能。
ただし切れがなく、ウオッカに迫るとかはまずないので、複勝圏内まで。
△ナムラクレセント
まず前走のパフォーマンスはかなり高く、その通りの内容をここで示すことが
できるのなら、対抗まで評価を上げてもいいくらい。
しかしこの馬の場合スローペースに付き合ってもいいことはなく、前走に比べて
明らかに緩い流れになるここでは、この馬の良さが消される可能性が高い。
それを克服するためには、自ら逃げるくらいの発想を鞍上が持てるかどうかに
よるが、大外枠に入った今回はそれも期待しづらくなった…。
△サンライズマックス
前半をある程度積極的に行けるかどうかだけ。
ある程度好位を確保できれば、小倉大賞典のパフォーマンスを考えたらここでも
十分上位を狙えるが、外枠で後方からなら周ってくるだけになる可能性も高い。
×スマイルジャック
積極的に行って尚且つ速い上がりでまとめられる程の強さはなく、ここで
出来るとしたら、道中でしっかりと脚を溜めて直線の切れのみで3着あたりに
突っ込むことくらいでは…。
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