レース総括 |
■前半ミドルペースからラストはロングスパートの形 |
■相当な持続力が問われた |
シリウスS結果
1 | ワンダーアキュート | 2.04.5 | 36.8 | 04-04-05-03 |
2 | ダークメッセージ | 2.05.0 | 36.9 | 10-09-10-11 |
3 | ゴールデンチケット | 2.05.0 | 37.7 | 02-02-02-02 |
4 | エプソムアーロン | 2.05.1 | 36.9 | 15-15-12-08 |
5 | ワンダースピード | 2.05.1 | 37.1 | 06-06-08-08 |
天候:晴 芝:稍重
上り4F:49.4 3F:37.2
前半1000m:62.6
12.6-11.4-11.7-13.8-13.1-12.5-12.2-12.4-12.3-12.5
レース詳細
ラップタイムを見れば、前半は過去2年と比べると少し遅く、ほぼコース平均
くらいのミドルペースで流れたが、1~2コーナーを回って向こう正面に
入ってからはすぐに加速して、ラストの5F間一定のスピードを維持するような
ロングスパート合戦。
今回の場合、最初の直線がそこまで速くならなかったために勝負所での余力
(持久力、地力)の戦いという意味合いは薄くなったのだが、一方では道中で
しっかりとは息を抜けず、明確にギアチェンジする瞬間のないまま勝負所に
突入して相当な持続力が必要とされたことで、結果的にレース自体はある程度
高いレベルが保たれた格好。
脚質的には、レース後半で相当に長い脚を使う必要のあった先行馬には厳しく、
少し控えたポジションから終いの脚に賭けた馬に向いた形。
そう考えると、好位から進めて上位を占めた3歳馬2頭の内容はかなり目立ち、
これらの馬を楽に破るこの世代の頂点に位置している馬の実力はなかなか
凄いことになっていそう…。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ワンダーアキュート
速い展開にならなかったことで楽に好位につけられて、持ち味の持続力を
十分に発揮することが出来たし、鞍上の騎乗も良かった。
今後の課題はやはり本当に速い馬がいる場合の前半への対応で、ハイペースを
好位から押し切るような馬がいるレベルではその扱いに注意する必要があるし、
この馬自身、脚質的な面も含めて改善すべき点はありそう。
ダークメッセージ
今回は展開が嵌った感もなくはないが、道中~ラストの持続力は
休養前の段階でかなりのものを見せていたのだから、状態さえ問題
なければこのくらいは出来て当然の存在。
当然上積みも見込める次戦以降ではさらに期待できるが、前半がかなり
速くなる展開への対応という点は1つの課題で、そこだけは注意して
おきたい。
ゴールデンチケット
自ら流れを作るような展開にはならなかったが、前半がそれほど速くは
ならなかったことである程度楽が出来た。
それでも懸念していた後半の持続力勝負でも最後までしっかりと粘っていて、
一定の収穫は得られた形で、今後の更なるステップアップを期待したい。
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