レース総括 |
■前半~道中が速く、前が崩れて差し馬が圧倒的に有利な展開 |
■一定の持久力は問われた |
府中牝馬S結果
1 | ムードインディゴ | 1.44.6 | 33.7 | 18-17-15 |
2 | ベッラレイア | 1.44.9 | 33.9 | 15-17-18 |
3 | レジネッタ | 1.45.1 | 34.3 | 15-15-15 |
4 | ピエナビーナス | 1.45.1 | 34.5 | 13-13-11 |
5 | リトルアマポーラ | 1.45.4 | 35.3 | 04-06-04 |
6 | カワカミプリンセス | 1.45.5 | 35.5 | 04-03-02 |
7 | ニシノブルームーン | 1.45.6 | 35.3 | 02-03-06 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.5 3F:34.6
前半1000m:58.1
12.6-10.8-11.2-11.6-11.9-11.9-11.2-11.5-11.9
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半がかなり速くなり、道中もなかなかスピードが
緩まない厳しい流れで、それでも尚且つラスト3Fでしっかりと加速する展開に
なったために、ラストは完全に右肩下がりの形。
今回は絶好のポジションに見えたリトルアマポーラ、カワカミプリンセスが全く
伸びない…という相当に違和感溢れるレースだったが、結局ここはもう前半の
速さに尽きて、前の馬はほとんどが崩れる形で、上位は後方から進めた馬で
完全に占められた。
この展開では差して上位に入った馬を(このレースのみによって)大きく評価
するのは危険で、それよりも好位からまずまずの着に残った5、6、7着馬の
地力の高さに注目すべき。
当然次戦以降ではこの巻き返し必至の3頭を積極的に狙いたいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ムードインディゴ
展開が嵌ったというのはもちろんある。
それでも今回、今までに見せたことがないような切れを発揮している点は
注目で、これまで地力の高さと持続力のみで差していた馬に一本芯が入った
という印象は持てる。
断然差し有利な展開だったが、次戦以降でもこの馬だけは敢えて逆らわずに
積極的に買いでいいのではないか。
ベッラレイア
相変わらず切れ味はさすがだが、道中で積極的に押し上げて行けるまでの強さが
ないので(それがあれば既にG1を獲っていてもおかしくないが)どうしても
あと一歩が足りない。
引き続きG1では実力上位でも複勝圏内までという扱いでよさそう。
リトルアマポーラ
厳しい流れの中でも果敢に押し上げて行ったという内容なので、着順は
それほど気にする必要はない。
内容的にはしっかりと地力の高さを示したし、持久力(心肺機能)の高い馬
なので距離延長は歓迎で、エリザベス女王杯では今年も期待してよさそう。
カワカミプリンセス
相変わらずの地力の高さは健在で、衰えはあまり感じない。
本来は多少なりともゆったりとする2200mよりも、2000mあたりのガツガツ
削りあうような戦いの方が合うと思うが、それでも実力的に本番でも上位を
争ってくるのは間違いない。
ニシノブルームーン
今までにないくらいの前半の速さにしっかり対応し、ラストもある程度の
伸びを見せていて、5歳秋の牝馬ではあるが地力強化は間違いない。
上位の馬を逆転するところまでは厳しいかも知れないが、個人的に能力の
イメージを更新しておきたいと思う。
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