2009年10月18日日曜日

府中牝馬S展望 2009


コース改修後の過去のラップタイムは以下の通り。

2008 12.6-10.8-11.4-12.3-12.1-12.3-11.3-11.2-11.5
2007 12.8-10.9-11.4-12.2-12.0-11.8-11.2-11.2-11.9
2006 12.7-11.2-12.1-12.6-12.3-12.4-11.6-11.0-11.6
2005 12.8-11.7-11.9-12.3-12.0-12.1-11.1-11.3-11.5
2004 12.6-10.9-11.8-12.2-12.1-12.0-11.3-11.0-12.3
2003 11.7-10.9-10.6-11.3-11.8-12.2-12.4-12.7-13.0

過去6年の平均ラップタイム
12.53-11.07-11.53-12.15-12.05-12.13-11.48-11.40-11.97
1.46.32




傾向
ラップタイムを見ると、前半はミドルペースから、道中はある程度しっかりと
緩んで、ピッタリ終い3Fの上がり勝負という形。

ラップを同コースの毎日王冠と比べてみると、前後3Fはあまり変わらないが
こちらの道中のスピードはかなり遅くなっている。
(それが要は格の違いということだが…)

したがってここでは持久力はほとんど問われず、勝負所での切れ&末の持続力が
かなり重要となり、それさえクリア出来れば格下の馬が地力の壁を越える事態は
十分起こりえる。

とにかくここでは究極的な上がり(切れ)を使うために、勝負所を迎えるまで、
つまり道中でしっかり脚を溜めるということが重要で、その観点から脚質的には
先行馬(こちらが基本)とコーナーで無駄に動かずに直線勝負に徹するような
差し~追い込み馬が狙い目となる。


好走する条件
・勝負所での切れ&末の持続力があること


予想

◎リトルアマポーラ
一瞬の切れ味の戦いになると不安はあるが、それは前半をある程度積極的に
行けば克服可能で、それをやるのには最適な鞍上も確保したことだし、普通に
勝ち負けして当然の存在。

○ベッラレイア
切れだけなら屈指の存在で、前半~道中がゆったりとした展開であれば、
例え他の馬も速い上がりを使ったとしても、それをまとめて交わし
切る力を持っている。
それでも前を残す可能性も高く、絶対的な信頼までは置けないが…。

▲カワカミプリンセス
後方からだと切れ負け必至だが、先行して前から圧力を掛けてもそのまま
押し切れる強さを持っている馬なので、ここで挙げない訳にはいかない。
本当に状態だけ。
ただしこの馬が普通に勝ち切るようなら、世代交代という観点からはなかなか
暗い未来が待ち受けている前兆のような…。

注エフティマイア
前半のペース次第。
もし前半が速くなると距離的な(持久力の)問題で少し厳しいだろうが、
前半を好位からゆったりと進められたら、持続力はある馬なので上位に
残る可能性は十分。

△ムードインディゴ
前半をどのくらい積極的に行けるかが鍵。
そこが上手く行けば上位に残る可能性もあるが、ダメなら上がりには
限界がある馬だけに厳しくなりそう。





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