過去のラップタイムは以下の通り。
2008 12.2-10.9-11.0-13.7-13.1-13.2-12.3-12.5-12.3-12.6
2007 12.3-11.2-11.0-14.2-13.8-13.0-12.4-12.4-12.0-12.8
レース⇔コース・ラップタイム比較
傾向
現行の条件となってまだ2回しか行われていなくてサンプル数が少ないので、
2008年、2007年の個別のラップタイムとコースの平均ラップタイムを比較
することでその傾向を探ってみたい。
そこでまず最初に気づくのは、レース後半は両年とコース平均との間で
ほとんど違いがなく、どれも上がり4Fの持続力勝負になっていること。
つまりこの区間にはレベル的な差はほとんど表れず、上がりの水準自体も
ほぼ固定して考えてしまっても大丈夫そう。
一方で道中に関しては、1~2コーナーで一旦緩んだところから徐々に
ペースアップしていくという形だが、過去2年ともに下位クラスまで含んだ
コース平均を下回っていて、(それが逆ならばともかく)ここでもレベル的な
相違点があるとは言えない。
したがって相当に遅い2007年に関しても、レースorコース由来というよりも
レース単体で単純に緩み過ぎた結果で、場合によってはかなり緩むこともあると
いった程度で捉えておけばおそらく足りる。
そして最もレベル的な差異が大きくなるのがレース序盤ということになるが、
コース平均に比べてシリウスSでは前半が相当に速くなる。
それによってレース後半で持久力の足りない馬が振り落とされ、基本的には
地力の高い馬が自然と浮上することになる。
脚質的には、このコースは本来先行馬が圧倒的に有利となるのだが、ここでは
速い前半を耐える力と末脚の持続力を併せ持つ必要があって、相当な実力が
なければ前の馬がそのまま押し切るのは難しい。
(それができる馬がいれば、当然それが最も勝ちに近い形だと言えるのだが)
したがってここでは、ある程度前半のスピードを受け流せるポジションから
末の持続力を発揮できる馬が最も好走しやすいと考えられ、ペース次第では
後方一気まで頭に入れておく必要がありそう。
好走の条件
・一定以上の持久力は必要
・末脚の持続力を持っていること
予想
上記のような傾向を示したものの、馬場が悪化してしまったので
ある程度好位から持続力を発揮できる馬に狙いをシフトした方が
いいのかも知れない…。
◎ゴールデンチケット
今のところ道中はある程度溜めたい馬だと思うので、ロングスパート合戦に
なると厳しくなるかも知れないが、スピードの違いで楽にハナを奪うことが
できれば、この馬場だけに自分の展開に持ち込める可能性も十分にありそう。
○ワンダースピード
前半の速いスピードへの対応という点では未だに疑問が残るが、元々持続力は
持っているので、無理をしない程度にそれなりのポジションが確保できれば
好走して当然の存在ではある。
▲ワンダーアキュート
元々持続力は持っていて、前走の内容を見る限り明らかな成長を感じるが、
速い前半への対応は少し疑問。
ただしそこを上手く受け流せれば頭まであってもいい。
注エプソムアーロン
前半であまり行き過ぎると厳しいが、レースを通しての持続力は持っていて
自身のペースを守りさえすれば十分上位には残れるはず。
△クリールパッション
本来は道中で少しでも溜められる展開が合うが、一定のペースを持続するような
流れにも対応はできる。
×アドマイヤダンク
先行力が発揮できれば。
×ダークメッセージ
本来舞台は合う。が状態次第。
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