過去のラップタイム(長いので変則)を調べると以下の通り。
2009 63.1-63.7-12.9-12.9-13.4-13.5-13.7(66.4)
2008 63.8-65.9-12.4-11.8-11.4-11.3-12.1(59.0)
2007 65.1-64.1-12.9-11.7-10.9-11.4-12.2(59.1)
2006 60.9-64.3-13.3-12.8-11.9-12.0-13.6(63.6)
2005 60.4-65.3-12.9-12.6-11.5-11.4-12.1(60.5)
2004 63.8-65.4-12.6-11.8-11.4-11.3-12.1(59.2)
2003 61.6-64.8-12.5-12.1-11.7-11.3-11.9(59.5)
2002 66.1-63.9-11.9-11.4-11.1-11.4-12.1(57.9)
2001 59.8-63.4-12.2-11.9-11.8-11.6-11.8(59.3)
2000 60.3-66.6-12.8-12.5-12.7-12.3-12.2(62.5)
過去10年のラップタイム
13.09-11.80-12.16-12.51-12.93-12.59-12.69-13.54-13.13-12.79
-12.64-12.15-11.78-11.75-12.38
3.07.93(62.49-64.74-60.70)
傾向
ラップタイムを見ると、この距離だけに前半からかなりゆったりした流れで、
道中も相当に緩い展開になり、基本的には完全な上がり勝負になる。
これだけ道中が緩い流れで決め手が問われるとなれば、アイデアとしては
中距離馬の距離克服による好走というイメージは浮かぶのだが、実際の過去の
成績を見れば、それはG1でも好走できるレベルの馬の話であって、結局は
ステイヤー色の濃い馬の好走がほとんどという結果になっている。
このことは、阪神は京都に比べたら勝負所で一気に加速する展開になりやすい
ということに由来すると思われて、単純に速い上がりということであれば
中距離馬でも筋力に物を言わせて無理矢理好走できるかもしれないが、
(2000m以上を走ってから)一瞬の切れが問われるとなると、結局は心肺の
余裕(息の溜め)が必要になる…ということではないだろうか。
したがってここでは、展開としてはゆったりした流れにはなっても、もっと
ペースが上がっても対応できるくらいの持久力を備えた馬を中心に考えて
おきたいところ。
好走する条件
・高い持久力を持っていること
・ある程度の切れがあること
予想
◎アサクサキングス
切れ、持久力ともに抜群で、ベストとも言える舞台。
本当に状態だけ。
○トウカイトリック
単純に持久力で考えれば、この相手ならこの評価で当然。
再度逞しい体つきになっているのだけは、この距離では逆効果にならないか
心配だが、普通に周ってくれば自然と上位には浮上しそう。
▲イコピコ
持久力が高いというよりも、(持ち味である決め手を発揮するために)道中の
ペースが落ちて脚が削られにくい長距離の方が合うというタイプ。
したがって本質的にはこの距離は長いと思うのだが、さすがにこの相手なら
普通に上位にはきそう。
注ホクトスルタン
本質的に3000mというタイプではなく2200~2500mの馬だとは思うが、ここでは
自由自在に展開を作れる強みもあるし、この相手ならどうにかなってもいいの
かもしれない。
△テンシノゴールド
切れという点でははっきり言って物足りないが、勝負所から持久力の高さで
浮上するタイプなので、距離はこなせてもいいはず。
△メイショウベルーガ
決め手などを考えてもやはり中距離でこその馬だが、この相手だと無碍にも
扱えない…というのが正直なところ。
結果がどうであれ、今後に向けてどの程度の持久力を持っているかを知っておく
という意味では良い機会にはなりそう。
0 件のコメント:
コメントを投稿