レース総括 |
■前半やや速く、平均的な道中から徐々に加速していく展開 |
■切れ&持久力が問われた |
皐月賞結果
1 | ヴィクトワールピサ | 2.00.8 | 35.2 | 14-13-07-08 |
2 | ヒルノダムール | 2.01.0 | 35.0 | 14-15-15-12 |
3 | エイシンフラッシュ | 2.01.0 | 35.2 | 11-10-10-12 |
4 | ローズキングダム | 2.01.0 | 35.4 | 08-08-07-08 |
5 | アリゼオ | 2.01.1 | 35.7 | 05-05-05-03 |
6 | リルダヴァル | 2.01.2 | 35.7 | 06-05-06-03 |
天候:晴 芝:稍重
上り 4F:48.2 3F:35.9
前半1000m:60.1
12.1-10.9-12.4-12.1-12.6-12.5-12.3-12.1-11.8-12.0
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半は平均的な流れから、道中がやや落ち着いて、
向こう正面~勝負所までは徐々に加速していくような形。
多少時計が掛かる馬場だったことを考慮して少し言い直せば、前半がやや速く、
道中は平均程度の流れだったということになりそうで、脚を削られるような
スピード持続力勝負というよりも、持久力(心肺機能)の高さを活かしやすい
展開だったという印象。
実際に好走した馬を見れば、道中からのスピードで押し切るようなマイラー
タイプというよりも、道中をじっくり進めて終いでの切れを活かすような
中長距離的な要素を備えたタイプが上位を占めている。
そういった意味で今回の結果は、この先の距離延長に対してかなりつながって
いきそうで、上位陣(特に勝ち馬)に関しては、ダービーへの視界良好と言って
いいのではないだろうか。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ヴィクトワールピサ
道中で(無理にというより自然と)押し上げて、尚且つ勝負所でも他とは違う
加速を示すという、1つ上の持久力を示した形での完勝。
この内容ならダービーでも、極端な上がり勝負にでもならない限り、勝ち負け
する可能性は高そうで、少なくとも今回のメンバーの逆転はなかなか難しそう。
ヒルノダムール
持久力に関しては前走などでもしっかり示している馬だが、それでも勝ち馬と
比較すれば(外を回ったとはいえ)道中の内容では1つ劣る。
したがってダービーでも道中から地力が試されるような流れだと、おそらく
逆転までは難しいと思うが、直線で突き抜ける力に関してはこの馬の方が上
という可能性もあるので、緩い流れになった場合にはチャンスが生まれる
…というイメージ。
エイシンフラッシュ
前走までの内容では道中の裏付けが皆無という存在だったが、少なくとも持久力
という点に関しては、今回で1つの実績を作った形。
それでもこれ以上の結果を残すためには、ハイペースへの対応や決め手などで、
もう1つ何かが欲しい…という印象には映る。
ローズキングダム
1F伸びても前走の内容からは明らかに前進の内容で、持久力の高さは示した形。
この馬の場合、そもそも馬格のないタイプなだけに、筋力というよりも中身
(心肺機能)で勝負しているのは明らかで、勝負所での瞬間的な加速の場面で
少し遅れを取ってしまうのは仕方のない部分。
そういった意味では(ガス欠ということさえなければ)長い距離の方が競馬を
しやすくなるかも知れないというのはあって、適鞍がどこかはまだハッキリとは
言い切れないものの、距離延長でも期待する方向で見守りたい感覚。
エイシンアポロン
直線半ばまでは一応主張できていただけに、最後パタッと止まったのはやはり
ガス欠という捉え方で良さそう。
やはりマイルで期待したい。
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