2010年4月9日金曜日

桜花賞の傾向 2010



桜花賞過去3年のラップタイム

2009(12.4-10.8-11.7-12.0-12.2-11.7-11.6-11.6)
ブエナビスタ1.34.0 33.3 16-16
レッドディザイア1.34.1 33.7 12-12
ジェルミナル1.34.3 33.8 14-14
ワンカラット1.34.4 34.0 12-12
ルージュバンブー1.34.4 34.2 11-10

天候:晴 芝:良
前後半:46.9-47.1(-34.9)


2008(12.4-10.9-11.3-11.8-12.1-11.7-11.6-12.6)
レジネッタ1.34.4 34.5 10-10
エフティマイア1.34.5 35.4 06-06
ソーマジック1.34.5 34.8 08-08
ハートオブクィーン1.34.6 35.6 04-06
リトルアマポーラ1.34.6 34.3 15-14

天候:晴 芝:良
前後半:46.4-48.0(-35.9)


2007(12.7-11.6-11.4-12.1-12.0-11.6-10.6-11.7)
ダイワスカーレット1.33.7 33.6 03-03
ウオッカ1.33.9 33.6 07-06
カタマチボタン1.34.5 34.4 03-03
ローブデコルテ1.34.5 33.5 13-14
イクスキューズ1.34.7 33.5 15-16

天候:晴 芝:良
前後半:47.8-45.9(-33.9)





傾向
コース改修後3年間のラップタイムを見ると、完全な上がり勝負や終いが
崩れる形など、展開のバラつきがかなり大きいレースとなっている。

それでも道中(3~4コーナー)から勝負所に差し掛かる過程においては、
形的にも、その水準自体もほとんど同じ程度になっていて、そうなれば当然
前後半の(ペースによる)バランスという単純な構造が見えてくる。

そしてこの舞台は若駒のレースだけに毎年必ずスプリンターが紛れ込んでいて、
基本的には前半が速い形になる可能性の方が高いと言えて、そこから道中も
それなりの水準で流れることを考えれば、持久力という要素によってある程度
振るい落とされることは確か。


このように展開面だけで考えると、地力で粘るタイプの活躍がもう少し見られ
てもいいような気もするのだが、このコースではペースが速くなったとしても
「直線が長い」という意識が働き、差し馬は位置取りを気にせずに自身の
ペースを守ることに徹するため、実際にはそこまでは引っ張られない。

そうなると速い流れでも、結局のところは上がりの部分での切れと持続力に
優れた馬が力を出し切れることになり、過去の好走馬に目を向けてみても、
しっかりとした決め手を発揮した馬が上位には入っている。

したがってこのレースでは(このコースらしく)道中~上がりで発揮できる
最大パフォーマンスの高い馬がやはり中心となり、もちろん位置取りが占める
ウェイトは大きいが、上がりの性能だけはとにかく重視しておきたいイメージ。


好走する条件
・勝負所での切れ&末脚の持続力があること
・一定の持久力は必要



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