2010年4月21日水曜日

マイラーズC回顧 2010


レース総括
■やや速い前半から、道中が緩む形での上がり勝負
■切れ(&持久力)が問われた


マイラーズC結果
リーチザクラウン1.32.9 34.0 03-02
トライアンフマーチ1.32.9 33.3 13-14
キャプテントゥーレ1.33.1 34.0 04-04
セイウンワンダー1.33.2 33.7 11-13
スマイルジャック1.33.2 34.0 06-07

天候:晴 芝:良
上り4F:46.1 3F:34.3
前半4F:46.8
12.5-10.9-11.4-12.0-11.8-11.3-11.1-11.9




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半やや速い流れから、道中は一旦落ち着く展開で、
このコースらしく上がりの速くなる形。

今回は、形としては緩んでからの上がり勝負なので、当然切れが必要なレース
だったのだが、スタート直後がある程度引っ張られる展開だったので、一定の
持久力は問われたと言えそう。

実際にほとんどの馬が上がり34秒台という決め手勝負だったのにも関わらず、
単純な前残りという訳でもなく、好位から進めて勝負所でもう1段階の加速に
対応できた(余力を残せていた)馬と、ある程度溜められる位置取りから他とは
違う決め手を発揮した馬という組み合わせで、結局は実力馬が上位を占めた形。

したがって今回好走した馬の能力は十分認められて、この先にもつながっていく
とは思うが、この馬たちの目標となる安田記念のレベルで考えた時に、前半~
道中が数段厳しくなるのは確実で、地力とマイラーとしての適性(特にスピード
持続力)によって、上位陣の中での序列は変わりそうな雰囲気。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

リーチザクラウン
持久力の高い馬にスピードという要素が加わると、こういったパフォーマンスに
なるのか…と、これは1つ勉強になった。
(イメージ的にはウオッカに近いのかもしれない)
それでもこの馬に関しては、本質的なマイラーという印象にはまだ映らなくて、
勝負所での一瞬の切れやスピード持続力という点での疑問は残る。
特に後者に関しては、本番の水準の道中で脚が削られないか…という懸念が
(個人的には)どうしても払拭できないだけに、積極的に期待するのは
その裏付けが取れてから…という感覚。

トライアンフマーチ
ラスト1Fまで伸び切る(持続力)という点ではあと1つの印象も受けるが、
持ち前の持久力(心肺機能)の高さを活かすには、今回のように前半である程度
引っ張られる展開でこそという部分はやはりある。
そう考えると(能力がどこまで通用するかという問題はあるが)他の馬が止まる
ような本番の厳しい流れでは、更なる前進を期待したくなる。

セイウンワンダー
休み明けで見た目にもゆったりした仕上げという中でも、しっかりと上位には
顔を出すあたりは、その地力の高さを証明している。
タイプ的にも、本番のもっと厳しい流れから持久力を活かす形が合っている馬
だと思うので、ここからの上積みも考慮しつつ、大いに期待したい感覚。


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