レース総括 |
■前半少し速く、道中が緩む形の上がり勝負 |
■決め手(&一定の持久力)が問われた |
天皇賞結果
1 | ジャガーメイル | 3.15.7 | 33.7 | 09-08-07-05 |
2 | マイネルキッツ | 3.15.8 | 34.2 | 02-02-02-01 |
3 | メイショウドンタク | 3.16.6 | 34.9 | 06-06-03-02 |
4 | ナムラクレセント | 3.16.8 | 34.6 | 08-09-10-07 |
5 | エアジパング | 3.17.2 | 35.0 | 07-07-08-07 |
6 | フォゲッタブル | 3.17.3 | 35.1 | 11-10-08-07 |
7 | ジャミール | 3.17.4 | 34.6 | 18-18-18-16 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.0 3F:34.2
4F毎ラップ:48.7-49.6-51.4-46.0
13.3-11.9-12.0-11.5-12.0-11.6-12.2-13.8-13.5-12.8-12.6-12.5
-11.8-11.3-11.4-11.5
レース詳細
今回のラップタイムを見ると、スタート直後はさすがにゆったりした流れに
なったが、1周目のスタンド前がなかなか緩まなかったことで、実質的には
速い前半…ということになりそう。
その後1~2コーナーがかなり緩んで、平均的な流れの向こう正面を経て、
上がりが相当に速い形になった。
今回の場合、基本的にはスローからの上がり勝負という捉え方でいいと思うが、
上記した通り、1コーナーまでが締まった流れになったことで、その部分で
少しでも脚を使った5番手までの馬にとっては、結果的にはかなりの持久力が
問われて、厳しいレースだったと言えそう。
一方で前半の速い部分を受け流せた馬にとっては、そのままの完全な上がり
勝負だったと言えて、メンショウドンタク以下、前から少し離れた6、7、
8、9番手につけていた馬が上位を占めているように、中団以降の馬の中での
前残り…という扱いで良さそう。
今回は、速い馬場を考慮すれば、天皇賞らしいロングスパートとも言い難いし、
最低限の持久力は問われてはいるが、道中の水準もそれほど高くない。
厳しいポジションから進めた2着馬と一味違う決め手を発揮した勝ち馬という、
結局昨年も上位に入った2頭が抜けていただけで、少し物足りない印象には
どうしても映ってしまう…。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ジャガーメイル
ここにきての充実振りは間違いなさそうで、今回の道中の水準は高くなくても
持久力(ステイヤー的な資質)という点に関しての疑いはない。
それでも今回は、ゆったり進められる形からの決め手勝負だったので、適性的に
嵌った感も否めなくて、中距離のペースで、道中からもう少し脚を削られる
展開では(個人的には)信用しきれないところがある。
したがってこのまますんなり宝塚記念も…というイメージにはならなくて、
この馬に関しては展開を考慮しつつ、慎重に扱いたい感覚。
マイネルキッツ
上記したように、前半である程度脚を使うポジションからでも速い上がりに
しっかり対応していて、改めて持久力の高さを示した形。
それでも距離短縮となると、またスピード負けということになりそうなので
休養を挟んでのメルボルンCという選択は素直に応援したい。
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