レース総括 |
■前半速く、道中が緩んで、形としては上がり勝負という展開 |
■持久力&決め手が問われた |
オークス結果
1 | アパパネ | 2.29.9 | 35.2 | 09-13-13-11 |
1 | サンテミリオン | 2.29.9 | 35.3 | 07-10-10-08 |
3 | アグネスワルツ | 2.30.2 | 36.1 | 02-02-02-02 |
4 | アニメイトバイオ | 2.30.4 | 35.4 | 14-13-14-14 |
5 | オウケンサクラ | 2.30.4 | 35.6 | 12-10-10-11 |
6 | アプリコットフィズ | 2.30.5 | 36.0 | 11-07-08-08 |
7 | ブルーミングアレー | 2.30.6 | 35.9 | 14-10-10-11 |
天候:雨 芝:稍重
上り4F:49.4 3F:35.9
前半1000m:60.6
12.2-10.9-12.3-12.4-12.8-13.1-13.3-13.5-13.5-12.0-11.5-12.4
レース詳細
やや時計の掛かる馬場を考慮してラップタイムを見ると、前半はある程度速い
流れとなり、道中は2コーナーあたりから3~4コーナーまで、ほぼ一直線に
減速していく展開、その後ラスト3Fで一気に加速して最後だけ少し落ちる形。
今回の特徴はまずは前半の速さで、当然のように持久力が問われることになり、
ある程度好位につけていた馬は、スタート直後に脚を使っている分が効いて、
アグネスワルツ以外ほとんどが潰れる結果となった。
また道中に関しては、馬場差を考慮してもかなり緩いラップを刻んでいて、
(もちろんこれはある程度離して逃げた馬が作ったものではあるが)グラフで
言えば、最深部まで落ちた所でやっと隊列が詰まっているように、後続の馬でも
その点に関しては変わりはない。
したがって速い前半を受け流し、中団以降でしっかり溜める形で好走した馬に
とっては、緩い流れから決め手を発揮した内容だったと言えそうで、展開的に
恵まれた部分はどうしてもありそう。
それでもこの距離で、力のいる馬場だったことを考えれば、結局は持久力が
高くなければ浮上は難しかった印象を受けるので、上位陣、特に同着の2頭と
唯一好位から残った1頭に関しては、地力はしっかり認めつつ、秋以降の更なる
活躍に期待したい感覚。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
アパパネ
持久力という点ではまだ何とも言い切れない部分はあるが、このレースらしく
結局は地力の違いで浮上して、しっかりと持ち味の切れを発揮した形。
ただしサンテミリオンに対しては、一旦は前に出ていたようにも見えるので、
最後の部分の持続という点では少し不安要素が垣間見えたという印象はある。
もちろん地力で主張できている間はあまり問題にはならないだろうし、当然
秋も期待していいと思うが、(まだ先の話ではあるが)古馬or牡馬との戦いに
向けては、末の持続力という点は特に注意深く見ておきたい感覚。
サンテミリオン
持久力に関しては、着順同様にどちらが上ということは言えないが、最後まで
しっかり伸び切っているように、末脚の持続力に関しては、アパパネには確実に
勝っていると言えそう。
瞬間的な切れではおそらく分が悪いので、もう少しスタミナ面を活かした競馬を
前提とすれば、この先に向けてはこちらの方が優勢という気もしないでもない。
アグネスワルツ
前半の速い流れにしっかりつき合う内容で、勝負所でも積極的に動いて行って
押し切る形での3着なので、これは1つ違う持久力の高さを示した形。
タイプ的に東京の決め手勝負よりも、この馬の原点とも言える(勝手な認識)
京都内回りの方が確実に合いそうで、順調に行けば秋はかなり楽しみな存在。
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