レース総括 |
■極端に緩い流れからの上がり勝負 |
■決め手が問われた |
ダービー結果
1 | エイシンフラッシュ | 2.26.9 | 32.7 | 10-09-09-11 |
2 | ローズキングダム | 2.26.9 | 32.9 | 07-09-09-06 |
3 | ヴィクトワールピサ | 2.27.2 | 33.1 | 05-05-07-09 |
4 | ゲシュタルト | 2.27.2 | 33.4 | 06-05-05-04 |
5 | ルーラーシップ | 2.27.2 | 33.3 | 07-07-05-06 |
6 | ペルーサ | 2.27.4 | 33.3 | 15-15-09-09 |
天候:曇 芝:良
上り4F:45.8 3F:33.4
前半1000m:61.6
12.6-11.3-12.2-12.7-12.8-13.5-13.1-12.9-12.4-11.3-10.8-11.3
レース詳細
ラップタイムを見ると、スタート直後はミドルペースといったところだが、
道中は極端に緩む展開となり、ラスト3Fが相当に速い形だった。
今回の特徴は、何と言っても道中の緩さで、それでいてロングスパートという
形にもならなかったため、まさしく究極的な決め手勝負だったと言える。
さすがにこの展開では、持久力ということに関してはほとんど問われず、極限の
スピードの中で伸び切る力という部分で、キングマンボの孫2頭で決まった点は
興味深いものの、夏~秋のレースに向けては直接的につながるとは思えない。
したがってこのレースの扱いとしては、単純に好走した馬の地力を信頼する
というよりかは、新しい一面を見せた馬など、個々の適性を測る上での1つの
裏付けとして考えたいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
エイシンフラッシュ
この距離で、道中が一定以上の水準になった場合に耐えられるかという懸念は
結局払拭できなかったが、それでも終いの部分で伸び切る能力は相当なもので、
(個人的に)イメージを更新しておく必要がありそう。
ただしこれだけ切れるとなると、適性的には、これ以上の長い距離に対しては
どうか…という疑問は湧くし、この先中距離以下のレースに絞ったとしても、
裏付けが不十分な、締まった道中への対応という部分に関しては、引き続き
注意して見ておきたい感覚。
ローズキングダム
距離に関しては、流れがどうであれ問題なかったと思うが、決め手に関しては、
想像以上のものを発揮してきたという印象で、これはもう、バネなど、素材の
良さということに尽きる…という雰囲気。
馬格のない馬だけに、これ以上の距離延長に対しては、単純にスタミナ(ガス欠
しないかどうか)の問題が出てきそうだが、その点さえクリア出来るようなら
道中で脚が削られず、心肺機能の高さを活かしやすいという点で、むしろプラス
のようにも思える…というのが現段階でのイメージ。
個人的にそろそろ応援したくなってきたことだし、秋以降の更なる活躍に期待
したいところ。
ヴィクトワールピサ
持久力や伸び切るということに関しては全く問題ない馬だと思うが、タイプ的に
切れ(スピード)という部分で、上位2頭に譲ったという印象。
それでも結局崩れることはなかった訳だし、普通に巻き返してきそうな雰囲気。
ゲシュタルト
さすがに最後は伸び負けた形だが、得意とは思えないこれだけ速い上がり勝負に
対応出来たことは収穫だし、結局この舞台で浮上してきたということで、長い所
への適性は十分感じられる。
もちろん持久力に関しての裏付けはもっと必要だし、単純に能力でどこまで通用
するかという問題はあるが、秋が少し楽しみになってきた。
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