2010年6月26日土曜日

宝塚記念の傾向 2010


宝塚記念過去10年のラップタイム
過去のラップタイムから傾向を探ってみる。

2009(ドリームジャーニー:2.11.3)
12.6-10.9-11.2-12.2-12.1-12.7-12.3-12.1-11.5-11.7-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.2
前半1000m:59.0
勝ち馬コーナー通過:09-10-10-10
勝ち馬上り3F:34.3


2008(エイシンデピュティ:2.15.3)
12.5-11.1-11.9-12.7-12.4-12.6-12.5-12.3-12.2-12.2-12.9

天候:小雨 芝:重
上り4F:49.6 3F:37.3
前半1000m:60.6
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:37.3


2007(アドマイヤムーン:2.12.4)
12.1-10.5-10.9-11.9-12.1-12.3-12.7-13.0-12.3-12.2-12.4

天候:小雨 芝:稍重
上り4F:49.9 3F:36.9
前半1000m:57.5
勝ち馬コーナー通過:12-12-13-06
勝ち馬上り3F:36.2


2006(ディープインパクト:2.13.0)(注:京都開催)
12.8-11.3-12.1-11.9-12.1-12.7-12.4-11.9-11.3-12.3-12.2

天候:雨 芝:稍重
上り4F:47.7 3F:35.8
前半1000m:60.2
勝ち馬コーナー通過:12-12-09-07
勝ち馬上り3F:34.9


2005(スイープトウショウ:2.11.5)
12.9-11.1-11.2-12.3-12.4-11.8-12.0-11.7-12.1-11.8-12.2

天候:晴 芝:良
上り4F:47.8 3F:36.1
前半1000m:59.9
勝ち馬コーナー通過:08-08-07-06
勝ち馬上り3F:35.7


2004(タップダンスシチー:2.11.1)
12.6-10.7-11.0-12.1-12.1-12.5-11.9-12.1-12.0-11.4-12.7

天候:晴 芝:良
上り4F:48.2 3F:36.1
前半1000m:58.5
勝ち馬コーナー通過:03-03-01-01
勝ち馬上り3F:36.1


2003(ヒシミラクル:2.12.0)
12.6-10.8-11.6-12.1-12.3-12.0-11.8-11.9-11.8-12.2-12.9

天候:晴 芝:良
上り4F:48.8 3F:36.9
前半1000m:59.4
勝ち馬コーナー通過:11-10-09-08
勝ち馬上り3F:36.0


2002(ダンツフレーム:2.12.9)
12.9-11.0-11.4-12.3-12.4-12.9-13.0-12.1-11.5-11.5-11.9

天候:晴 芝:良
上り4F:47.0 3F:34.9
前半1000m:60.0
勝ち馬コーナー通過:04-04-04-04
勝ち馬上り3F:34.7


2001(メイショウドトウ:2.11.7)
13.2-11.2-11.7-12.7-12.5-11.8-11.8-11.6-11.5-11.6-12.1

天候:晴 芝:良
上り4F:46.8 3F:35.2
前半1000m:61.3
勝ち馬コーナー通過:04-04-03-01
勝ち馬上り3F:35.1


2000(テイエムオペラオー:2.13.8)
12.9-11.6-11.2-12.6-12.4-12.1-12.4-12.6-11.7-12.1-12.2

天候:雨 芝:良
上り4F:48.6 3F:36.0
前半1000m:60.7
勝ち馬コーナー通過:04-04-05-05
勝ち馬上り3F:35.7


過去10年の平均ラップタイム(2006年は除く)
12.70-10.99-11.34-12.32-12.30-12.30-12.27-12.16-11.84-11.86-12.37
2.12.44




傾向
過去のラップタイムを見ると、前半がかなり速く、道中は一応落ち着く形だが、
極端に緩む瞬間はなく淀みのない流れとなり、その後3~4コーナーで徐々に
加速して、ある程度のスピードを保ったままゴールを迎える。

ここの特徴はとにかくまずは前半の速さにあると言えて、少なくとも勝ち負けの
意思を持った(位置取りにつける)馬は、その部分でかなり引っ張られるために
脚を削られて、掲示板に載った馬で、上がり3F:34秒台前半の脚を使ったのは
過去10年でも昨年のドリームジャーニーただ1頭、34秒台も5頭しかいない。
つまり基本的に切れ味勝負ではない。

そうなればレース後半に余力を残し、勝負所で主張するためには、当然のように
高い持久力を備えていることが重要で、さらに(勝ち負けを考えれば)終いまで
ある程度のスピードを維持する展開になるために、相当な持続力(筋持久力)が
必要になる。

もちろんメンバー次第では前半のペースが落ち着く可能性もある訳だが、過去の
ケースではその場合、(今見ても明らかに本命不在の2002年以外は)仕掛けが
早まってロングスパートになるか、道中が余計に厳しい流れになるかしていて、
前半の分が道中の方に転換される形から、結局は地力の高い馬が浮上してくる。


好走の条件
・相当な持久力が必要(大前提)
・末脚の持続力を持っていること





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