2010年8月8日日曜日

関屋記念展望 2010


過去のラップタイムは以下の通り。

2009 12.2-10.8-11.6-12.3-12.1-11.3-10.7-11.7
2008 12.6-11.3-12.1-12.3-11.6-11.0-10.0-11.9
2007 12.8-10.6-11.0-11.2-11.7-11.8-10.3-12.4
2006 12.9-11.0-11.7-11.7-11.7-11.3-10.1-12.1
2005 12.3-10.7-11.6-11.9-12.0-11.3-10.6-11.9
2004 12.5-10.8-11.5-12.0-11.6-11.2-10.6-12.1
2003 12.2-10.7-11.4-11.7-11.1-11.9-10.9-11.9
2002 12.5-10.6-11.3-12.0-11.6-11.1-11.0-11.7
2001 12.6-10.8-11.3-11.5-11.8-11.2-10.8-11.8

過去9年の平均ラップタイム
12.51-10.81-11.50-11.84-11.69-11.34-10.56-11.94
1.32.20




傾向
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れで、道中は
基本的に一旦落ち着く展開となり、直線でかなり加速して上がりの速くなる形。

この舞台では、やはりイメージ通りに切れがあって、上がりの性能そのものが
高いということが重要で、実際に過去の結果を見ても、前半~道中をじっくり
進めて、直線で極端な決め手を発揮したタイプが勝ち切っていることが多い。

ただし年によっては道中が意外と速く流れるケースも見られ、単純に上がり
のみに注目するというよりかは、ある程度追い掛ける形からでも終いまで伸び
切れるような、持続力も併せ持っているタイプを中心に考えたいところ。


好走する条件
・切れ&持続力が必要


予想
前半~道中で引っ張りたいタイプの馬もいて、今回は単純な決め手のみでは
少し厳しくなるかもしれない。

◎セイクリッドバレー
終いの部分で伸び切る力はあって、この舞台では確実に浮上してきそう。
問題は前半~道中で引っ張られる展開になってどうかという点だが、前走では
シルポートの作る展開にもしっかり対応出来ていて、そこまで気にしなくても
いいのかも知れない。
鞍上がタイプ的に道中をじっくり待てるかという不安はあるものの、そろそろ
この馬も重賞に手が届いていい頃合なのでは。

○ムラマサノヨートー
レースの上がり自体が速いところで伸び切る力に関しては、このメンバーでも
屈指の存在だと言えて、おそらくこの舞台にはかなり合っている。
前半~道中をじっくり我慢させて無駄な脚を使わない競馬をすれば、ここなら
十分好走のイメージは湧く。

▲スピリタス
(時計はともかくとして)前走は確かに強い内容ではあったが、元々は4角を
最速で通過して終いが甘くなるというイメージの馬で、ここで問われるような
最後まで伸び切る能力に関しては少しだけ疑問を感じる。
切れは凄いのでこの舞台で何もできないと考えるのは無理があるが、勝ち切る
ところまで考えたら、道中で他の馬も脚を使う展開の方がむしろ向くのでは。

注キャプテンベガ
ここを突き抜けるだけの決め手には欠けるが、持続力があり、溜めれば速い脚も
使えるタイプなだけに、確実に浮上はしてきそう。
ある程度引っ張られる展開になれば尚更。

△テイエムアタック
道中~上がりの持続力もあり、溜めてからの決め手勝負になっても最後まで
伸び切る力を持っていて、基本的にこの舞台は合っている。
控えすぎることがなければ上位に突っ込んできても不思議でない存在。

☆マイネルクラリティ
前走の内容は強いが、元々極端な決め手を使えるタイプではなく、この舞台が
向くとはあまり思えない。
締まった形になるなど、展開的な助けは欲しいイメージ。





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