2010年10月2日土曜日

シリウスS展望 2010


過去のラップタイムは以下の通り。

2009 12.6-11.4-11.7-13.8-13.1-12.5-12.2-12.4-12.3-12.5
2008 12.2-10.9-11.0-13.7-13.1-13.2-12.3-12.5-12.3-12.6
2007 12.3-11.2-11.0-14.2-13.8-13.0-12.4-12.4-12.0-12.8

過去3年の平均ラップタイム
12.37-11.17-11.23-13.90-13.33-12.90-12.30-12.43-12.20-12.63
2.04.47




傾向
サンプル数は少ないがラップタイムを見ると、前半が相当に速くなっていて、
道中はコーナー部分でしっかり緩んだ後、徐々に加速していく展開で、ラスト
4~5Fでほぼ一定のスピードを維持する形…というのが大体の印象。

ここの特徴はとにかく前半の速さで、ダート戦とは思えない超ハイペースの
2007、2008年はもちろん、少し落ち着いた印象の2009年でも、前半でかなり
引っ張られる展開になっていて、当然高い持久力が問われる。

また上がりの部分でも、ロングスパートの形になっているために、末脚の
持続力が必要で、これだけ前半と終いが厳しくなれば当然だが、脚質的にも
かなり差しが決まりやすいレースになっている。


好走の条件
・高い持久力があること
・末脚の持続力が必要


予想

◎マイネルアワグラス
過去にここは制している舞台だし、前半で引っ張られて、終いは持続力勝負
という形は得意で、ここでの信頼度は高い。
万が一のスローにでもならない限り、確実に浮上してきそうな雰囲気。

○ラヴェリータ
持久力は高く、決め手が問われるような舞台よりも、引っ張られての地力勝負
の方が明らかに合っていて、ここは期待しやすい。
あとは速い前半を少しでも受け流せれば。

▲クリーン
引っ張られての体力勝負でこそ…という馬なので、ここの展開は合っていて、
例年のように前半が厳しい流れになれば浮上してきそう。
ただし上がりの速い脚があるという訳ではないので、馬券圏内くらいが妥当。

注アドマイヤスワット
持久力は過去にしっかり示していて、道中で一旦落ち着く、ここの展開自体は
合っている。
脚質的には少し厳しくなる可能性もあるが、この馬が楽にハナを奪えるくらいの
流れであれば、勝ち負けに近いところに残る場面も想像できなくはない。

△グリッターウイング
パフォーマンスの比較ではさすがに足りないが、前半では引っ張られる形を
積極的に進出して、タイム差なしの2着に粘っていて、地力は見せている。
更なる上積みがあることを前提に圏内くらいなら。

△キングスエンブレム
ある程度の持久力と決め手は見せている馬だが、道中からの持続力に関しては
少し懸念がある。流れが落ち着けば…というイメージ。





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