過去のラップタイムは以下の通り。
2009 13.0-11.3-11.5-12.2-12.0-11.7-10.9-11.1-11.6
2008 12.7-11.5-11.6-11.9-11.6-11.5-10.5-11.3-12.0
2007 12.9-10.6-10.9-11.5-11.6-11.9-11.4-11.6-11.8
2006 12.5-10.9-11.3-12.0-12.1-12.1-11.3-11.0-12.3
2005 12.9-11.8-12.2-12.3-12.0-11.7-11.1-11.1-11.4
2004 12.6-10.8-11.7-12.4-12.2-11.9-11.5-11.0-11.9
2003 11.9-12.0-11.3-11.6-11.9-11.9-11.5-11.5-12.1
過去7年の平均ラップタイム
12.64-11.27-11.50-11.99-11.91-11.81-11.17-11.23-11.87
1.45.40
傾向(過去記事からの転載)
過去のラップタイムを見れば、前半はミドルペース、道中は極端に速くも
遅くもならずに一定のスピードを保った流れとなり、上がりはほぼ確実に
速い展開になっている。
ラップを一見すると道中が11秒台を刻む淀みのない流れにも思えるのだが、
毎年上がりが一様に速くなっていることと開幕週の速い馬場で行われることを
考えれば、やはりラップの見た目ほどには前半~道中は厳しい訳ではない。
したがってここでは厳しい流れで問われる持久力(心肺機能の高さ)を持ち、
2000m以上のレースにも対応できるようなタイプの馬よりも、(ラップの
見た目通りのスピードに対応できて)上がりの脚がしっかりしているような
マイラー的な資質(脚力、筋力)を備えたタイプの馬が有利となる。
さらに(このブログでも散々書いているが)改修後の東京コースはラスト2F
ではなくラスト3Fの勝負に変わっていて、末脚(トップスピード)の持続力が
かなり重要な要素とされ、そこが勝負の決め手と言える。
脚質に関しては、速い馬場でこの展開では当然前の馬有利だが、このコースで
逃げ切るのはなかなか難しいので、少し控えた好位の馬あたりが最も勝ちに
近いイメージ。
好走する条件
・先行力(スピード)があること
・末脚の持続力が必要
予想
ここ2年は前半の遅い展開になっているが、今年はシルポートがいるので
もう少し締まった展開にはなりそう。
したがって前半のスピードに対応出来て、レースを通して持続できるタイプを
中心に考えておきたい。
◎マイネルスターリー
前半~道中で引っ張られる展開でこそという馬で、シルポートが作る展開には
かなり嵌まりそうな予感がある。
前半に関してもスピードが全くない馬ではないので、位置取りを間違わなければ
問題はなさそうで、鞍上にはある程度積極的な競馬を期待したい。
○シルポート
アリゼオあたりが突っ掛かってこなければマイペースで進められそうだし、
とにかくこの舞台ならば持ち前の持続力を発揮できる。
あとは鞍上が強気に行き過ぎないか&その流れに対応出来る相手がいるか
…という問題。
▲ショウワモダン
シルポートが作る淀みない流れでは、春に同じ斤量で相手を圧倒してしまって
いるのだから、普通に考えれば本命で当然の存在。
単純に休み明けの分を差し引いたというだけ。
注ペルーサ
単純に実力で考えても、持続力という適性で考えても、普通に勝ち切られて
おかしくない存在ではあるが、タイプ的に前半はゆったりしたい馬だけに、
ここのマイラー向きの流れだと多少不安を感じなくもない。
その点の裏付けがない状態で1番人気なら、感覚的には少し下げたくなる。
△スマイルジャック
安田記念の淀みない展開での3着はもちろん評価出来るのだが、その時の内容が
コーナー部分で位置取りを下げて行き、厳しい道中を(相対的に)受け流した
格好だったので、少なくとも距離延長のここでショウワモダンを逆転するのは
(斤量差はあっても)難しく感じる。
△トウショウウェイヴ
元々この舞台の持続勝負は合っていて、手替わりも好材料。
それでも前半のスピードという問題は抱えていて、このメンバーの中で主張
して来れる程の末脚までは期待しづらいので、掲示板くらいまでが妥当。
×アドマイヤメジャー
タイプ的に長距離向きの持久力で勝負したい馬で、距離短縮のこの舞台に
出てくるのは予想外だった。京都大賞典なのでは…。
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