2010年10月16日土曜日

府中牝馬S展望 2010


過去のラップタイムは以下の通り。

2009 12.6-10.8-11.2-11.6-11.9-11.9-11.2-11.5-11.9
2008 12.6-10.8-11.4-12.3-12.1-12.3-11.3-11.2-11.5
2007 12.8-10.9-11.4-12.2-12.0-11.8-11.2-11.2-11.9
2006 12.7-11.2-12.1-12.6-12.3-12.4-11.6-11.0-11.6
2005 12.8-11.7-11.9-12.3-12.0-12.1-11.1-11.3-11.5
2004 12.6-10.9-11.8-12.2-12.1-12.0-11.3-11.0-12.3
2003 11.7-10.9-10.6-11.3-11.8-12.2-12.4-12.7-13.0

過去7年の平均ラップタイム
12.54-11.03-11.49-12.07-12.03-12.10-11.44-11.41-11.96
1.46.07




傾向
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速い流れ、道中は一旦は
落ち着くものの極端には緩まない展開で、勝負所ではしっかり加速する形。

ここではやはり勝負所での加速に対応できることがまずは必要だが、前半から
ゆったりとはしていられないスピードで流れ、尚且つ長い直線を伸び切る必要が
あるため、切れに加えて、持続力を持っていることも重要だと言える。

脚質的には、開催2週目で馬場状態は良くても、過去の上位馬の挙動としては、
(ペースにもよるが)前半を少し受け流して速い上がりを繰り出す形での好走が
目立っていて、先行から残るのは明らかに地力が上の馬でないと厳しい印象。


好走する条件
・切れ&(末脚の)持続力が必要


予想
速い馬もいるし、単純な上がり勝負になるとは思えないので、ある程度の水準の
道中に耐えられて、尚且つ速い上がりを繰り出して最後まで伸び切れるタイプを
中心に考えたい。

◎ニシノブルームーン
中山牝馬Sのような道中の速い展開への対応も大丈夫だし、ヴィクトリアMで
見せたように、終いを伸び切る能力に関してもここでは上の存在。
昨年はある程度好位からまずまず粘ったという内容だったが、今年はもう少し
控える形にはなりそうなので、展開的にも確実に浮上はしてきそう。

○ブロードストリート
ある程度引っ張られる形から終いまで伸び切る能力を考えるなら、当然昨年の
ローズSという十分な裏付けがあるし、春に使われていた1400~1600mの馬では
全くないので、距離延長のここは狙い目になりそう。
休み明けの状態&相手(の状態)次第では頭まで考えておきたい。

▲テイエムオーロラ
前走などはかなりの決め手を発揮しているが、パールSやマーメイドSからも
単純に上がりだけの馬でないことは明白で、道中にも耐えられる素地はある。
したがって前半を少しでも受け流す騎乗が出来れば十分好走できるだろうし、
もちろんペースが落ち着けば好位から押し切るイメージも湧く。

注リビアーモ
この距離で前半から引っ張られる形になってどうかという問題はあるが、道中
から追い掛けて終いまで伸び切るという持続力は十分示していて、展開次第では
上位に突っ込んできてもおかしくないはず。

△ブライティアパルス
決め手で主張できるタイプではなく、ここで好走するためには後続の脚を消せる
程度に(場合によっては自ら)引っ張る必要があるが、逆に上げ過ぎると持久力
という点でそこまで威張れる訳でもなく、ペース配分のかなり難しい一戦。
力は上位だがここは積極的に狙いたい気持ちにはならない。

△スマートシルエット
ここ2戦は、スローペースから極端な上がりを使う形と、ハイペースから切れ&
持久力を発揮する形で勝利しており、2つを合わせればポテンシャルは相当高い
と言えそうだが、どちらにしても道中は緩く、一貫した流れでどうかは未知数。
したがって今回は、この先に向けての試金石と言える場面で、感覚的には静観
しておきたい。

☆リトルアマポーラ
元々地力は上位の馬だし、ある程度控える形からであれば、ここは展開的に
嵌まる可能性はありそう。
ただしマーメイドSの内容を考えると、休み明けの状態で他を圧倒できる程の
力が現状残っているのかは微妙に感じる…。

☆ムードインディゴ
展開が完璧に嵌まった昨年の圧勝以来、タイプ的にあまり合わないレースを
使われていることもあるので、ここで見直せる余地はあるかも知れない。
ただ前走でも1秒以上というのは負け過ぎで、状態面の懸念は払拭できない…。






- PR -

0 件のコメント:

コメントを投稿

- PR -